日々のこと

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DPZ林さんのプレゼン術を参考に、職場の評価プレゼンに挑戦してみた

私の職場では、年に一回査定のために評価プレゼンを行う。

年イチの査定って目標管理かなんかの紙にペラっとかいて上司と面談してハイ終り、だと思ってた。でも、部署の皆さんの前と人事担当者の前で「今年これだけやりましたよ!」とアピールするためのプレゼンをやらなくてはいけない。いわゆる360度評価ってやつですね。すっげぇやだよね。嫌すぎて辞める人もいるらしい。

辞めるまでいかなくても、「もうやだー」と暴れているのは、しゃべりが非常にポンコツだからです。周到に事前準備をしておかないと、発表の場で頭真っ白、評価最悪になりかねない。

あー、何か参考になる本あったかなー、と考えて思い出した。

デイリーポータルZ林さんが書いた『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』だ。

世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書 (扶桑社BOOK 

そうだ、林さんのプレゼン術をパクろう

タイトル通り、世界のエリートでもなんでもない私の役に立つアレコレがつまっているんです。

もちろん、プレゼンについても触れている。

プレゼンについて書いてある部分をまとめてみます。

  • パワポの文字は最低24ポイント
  • 本番でしゃべること❨冗談も含め❩を手持ちの資料に書いておく
  • プレゼンでは資料に突っ込む
  • 誰かの物真似をしているつもりで話をすると楽
  • 笑って聞いてくれる人を見る
  • むっつりしている人は見ない
  • 難しい質問は無理に取り繕わないで受け入れる

普通じゃんって思うけれど、普通のことが大切なんだよね。今回は評価プレゼンなのであまりユルい感じにはできないけれど、それでも部分的には取り入れていきたい。

プレゼンの事前準備

資料は何となく準備完了。一旦それを印刷して、それを見ながらぶつぶつしゃべって話すことをまとめました。

パワポ資料をコンパクトに印刷するならこの方法が便利よ。
パワポ 複数スライドやノートを1枚の紙に印刷する方法 - 日々のこと

話すことがまとまったら、パワポのメモ欄に書いておいて、当日はそれを見ながら発表すればよい。発表者ツールにチェックをいれておけば、パワポ画面を出しておいてもメモが確認できるので。

あとは…誰の物真似しながらプレゼンしましょうかね!?

『なぜ、システム開発は必ずモメるのか?』は心当たりがありすぎて面白かった

なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 

『なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術』を読みました。面白かったー。新人PLとか、品質管理担当者は読んでおくといいんじゃないかと思います。あとは、ユーザー側の担当者とか。

『なぜ、システム開発は必ずモメるのか?』では、「こういうことに気をつけておくと、ベンダー側とユーザー側とでモメにくいよ」「いざ裁判!となったときに困らないよ」というポイントを、判例を交えながら紹介しています。

著者の細川義洋氏はIT専門の調停員なだけあって、それぞれのエピソードに「ありそう!」と思わせられてしまいますね。

私の仕事では契約書を読んだ上で対応しないといけないことが多々あるので、「こういうことはお客様と合意をとっておくべき」という内容は納得感がありました。

要件定義のチェックリスト、プロジェクト計画書き盛り込むべき内容など、各フェーズで気をつけるべきことがまとまってるのもありがたいですね。すでに取り組んでいることもあるけれど、まだまだ
…なところもあるので。

システム開発では、ユーザとベンダの間にしっかりとした協力関係が築けていないと、ほとんどのケースで要件管理の不全、理解の齟齬、プロジェクト計画や品質管理の不全、契約の不備などを招きます。  そして結果的に、双方の経営リスクと疲れ果てたメンバを残して、プロジェクトは失敗してしまうのです

「これは断言するけど、アタシが今まで裁判所で携わったIT紛争は、そのすべてが開発中にユーザがベンダに不信を募らせることが土台になってる。最後まで信頼していて蓋を開けたらってケースは、皆無と言っていい」

沁みます。

キャラクターの掛け合いでページが進んでいくので合わない人もいるかもしれないけれど、取っつきやすいという意味では良いのではないかと思いましたー。

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問題作『帰ってきたヒトラー』感想

帰ってきたヒトラー」について、面白かったと言い切ってしまって良いのか迷う。それは、「これって"大丈夫"な映画なのか?」という思いがあるからなのかもしれない。

帰ってきたヒトラー 上下合本版 (河出文庫) 

帰ってきたヒトラー」を見る前に知っていたのは、ヒトラーが現代に甦るけれど、ヒトラーネタをやるコメディアンに勘違いされて云々という程度。

あえて前情報無しで向かったのが良かったのか悪かったのか?「ヒトラー最後の12日間」は観ておいた方がよかったですあの有名な「指名された者だけ残れ」のシーン以外にも色々仕込んでそうだし。「帰ってきたヒトラー」は、「ヒトラー最後の12日間」と同じ制作会社が作ってるみたいですしね。

現代によみがえったヒトラーが、持ちネタがヒトラー風しゃべりの政治コメディアンと勘違いされながら、テレビ出演→出版→映画制作と進んでいく。

「面白いオッサン」とか「憎めないキャラだなー」と油断していると、「あ、やっぱりこの人ヤバイわ」と目がさめるようなシーンがぶっこまれてくる。

「指を噛んだ」という、ただそれだけの理由であっさりと犬を撃ち殺してしまうとか。CMだとほほえましいシーンっぽく見えるから、騙されちゃいますよね。

ヒトラーを「発見」し、コメディアンとして世に送り出したのは、ザヴァツキという青年。テレビ局での仕事を得るために、ヒトラーと共にドイツ中をまわって売り込み用の撮影をする。その様子が話題になって、やがて人気コメディアンになり…。

若者たちにインタビューするシーンはお芝居じゃなくて、リアルな街の声を撮っていた、というのは帰宅してから知った。道理でやたらモザイクがかかっているのだと。

ヒトラーばんざーい!!」的な若者が多かったけど、「ドイツでヒトラーはタブーじゃなかったの…?」と思わず困惑。人々がネタとしてヒトラーを珍しがってるだけではなく、ヒトラーに対する本音が聞けるという意味でも興味深い場面でした。

ザヴァツキはやがて「こいつは本物のアドルフ・ヒトラーだ」と気がついてしまう。だけど、周囲に訴えても当然取り合ってもらえない。気が狂ったと思われてしまい、精神病院に隔離される…というのはなかなかブラックな終わりかたですね。

「人々の心の中にヒトラーがいるのだ」という言葉にハッとしました。

景気も悪いし、移民も増えている。あれっ、これって1930年代と同じ状況じゃない…?そういう意味でも、非常にタイムリーな映画だと思います。

公式サイト
映画『帰ってきたヒトラー』公式サイト

今ならAmazonプライム会員は、プライムビデオで無料で見られます。
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帰ってきたヒトラー(吹替版)

帰ってきたヒトラー(吹替版)

  • オリヴァー・マスッチ
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原作はこちら

カルディのインスタントパクチースープにちょい足ししたらおいしかった

カルディで購入したインスタントパクチースープがおいしかった。パクチーがどっさり入っているから、パクチー欲もしっかりと満たせる。

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パクチースープの袋を開けると、見事に緑です。こりゃあ、たまんない。

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食べ方は簡単で、ティースプーン2杯分をお湯で溶かすだけ。ランチタイムにも簡単に使えますね。

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うちにはティースプーンに相当するものがなかったので、子匙一杯分をお湯に溶かしてみましたが、なかなかちょうどよかったですよ。

しかし。なんか物足りない。おいしいんだけど、絵面もさみしい。

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何かいいものないかしら、と足してみて大正解だったのがこれ。桃屋トムヤムクンの素。魚介類のコクが加わって、ぐっと味に深みが出ました。

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見た目がさみしい問題については、具を足すしか無いんですけども、豆腐とか鶏胸肉とかあっさり目のものがあいそうですね❨いま手元にないから試せないのが残念❩。

パクチースープと桃屋トムヤムクンの素、それからフォーをフードコンテナに入れたら、いい感じのランチになるんじゃないかしら。サラダチキンを足したら、ボリューム的にも満足できそう。
フォーはすぐ戻るから、お湯は職場で入れた方がよいですね。

ここから買えます

こちらもあわせてどうぞ。
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「和のあかり」展は、日本の良さをしみじみと感じるすてきな展覧会でした

目黒雅叙園で開催中の「和のあかり」展に行ってきました。
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展示会場は、東京都指定有形文化財でもある百段階段。雅叙園唯一の木造建築物だそうです。その名の通り百段あるのかと思いきや、全部で九十九段なのですね

入り口

たくさんの金魚提灯がぶら下がった通路を通って、百段階段へと通じるエレベーターへ。

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写真が撮りたくなる展示

雅叙園の百段階段では様々な催しが開催されているのですが、撮影が許可されるイベントは珍しいのだそう。そのせいカメラを持った人たちが目立ちました。

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まぁ、撮りたくなるよね!優しいあかりに照らされた作品は、ディスプレイも凝っていて非常に写真映えします。
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うまい人が撮れば、すてきな写真が撮れるんだろうなー。

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そうでない人でもそれなりに?

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青森のねぶた。迫力があってよかった。この閻魔様に詰め寄られたら、ごめんなさいと言うしかない。
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夜中に突然出てきたら、叫んでしまいそうなコンビですよね。
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すっごくキラキラしていて、美しすぎる衣装。わたしの写真じゃすてきさが伝わらないので、ぜひ生で見ていただきたい。
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お化けの絵を見ると、夏だ!という感じがしませんか。肝試しのシーズンだから?

こちらの化け猫は、いまにも動き出しそうだ。
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うっ、こっちもこわい。
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階段の脇の部屋に入って展示を見て、また階段をのぼって、と繰り返すのはなかなか疲れる。

そんなときに迎えてくれた最後の展示には、「分かってらっしゃる…」と思ってしまいました。

人工芝が敷かれていて、冷房も効いているというナイスな部屋なんですもの。切り株の形をした椅子もかわいらしい。

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薄明かりのなかゆらゆらと揺れるモービルを眺めていると、いつまでもここにいたくなってしまいますね。

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ここに載せたものが展示のすべてではありません。もっとたくさんの素晴らしい作品がありますので、興味のあるかたはお早めに。

開催概要

イベント名 和のあかり×百段階段

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