20歳差の漫画家夫婦の日常エッセイ『ダーリンは55歳』を読みました
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現在ドラマ「サイレーン」放送中の山崎紗也夏先生の日常夫婦エッセイ、『ダーリンは55歳』を読みました。55歳、自由業の旦那さんとの生活は、まるでおばあちゃんと暮らしてるみたい…!?20歳差ならではのギャップや子作りの問題、老後の不安などが描かれます。
こんなダーリンに甘やかされたらどうなっちゃうの…!?
年上のダーリンは優しく包容力があり、料理も作ってくれる。洋楽にも詳しい。おまけに髪の毛サラサラで、体力もあって若く見える。…が、やっぱり老化しているところはしているんだなあ。
のろけつつも、ダーリンを冷静に観察している。このギャップが読んでいて楽しい。さやか先生の「初老か!」というツッコミもすてき。
ダーリンとは20歳差。そうなると、老後問題も遠い話ではない。だけど、年をとったら心配ばかりではなく楽しみもある、とダーリンは言う。
こうやって前向きに考えていける人となら、不安なアレコレも乗り越えていけるような気がするよね。
55歳自由業のダーリンの正体とは…?
単行本の中では、ダーリンが「誰」というのは語られません。…が、絵を見ればバレバレじゃないですかー!
話と話の間に挟まれる、ダーリン側から見た夫婦の日常マンガの絵は、どう見ても泉晴紀先生。ドラマ化もされたマンガ『食の軍師』の作画担当といえば、絵柄が浮かぶでしょうか。
独特の絵柄でユーモアを交えて描かれる2人の生活は、おまけマンガとしてだけでなく、もっと読んでみたいなーと思ってしまいます。泉先生のマンガ、結構好きなんですよね…。
巻末にある「ダーリンの手書き日記」には、『食の軍師』や『モーニング・食』の進行メモもあったり、
久住の漫画原作は近頃ほとんどが観察マンガになってしまっているな。遅い上に工夫が足りない。ただの街案内だ。ハチャメチャな工夫が欲しい。何のための泉昌之名なんだと思う。
という文書もあったりして興味深かったです。久住先生原作は食べ物漫画が目立つけれど、それ以外の作品も面白いので、別ジャンルも読んでみたいな。
『ダーリンは55歳』でこんな話も読んでみたかった
やっぱり気になるのは、2人の馴れ初め!同じ業界の人とはいえ、20歳差だもの。どういう縁で結婚となったのか…。
そこのところ省かないでー!どこかで描いてくれー!!って思っちゃうよね。
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以上、「20歳差の漫画家夫婦の日常エッセイ『ダーリンは55歳』を読みました」でした。