借金の督促に学ぶ、他部署との交渉方法
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私が本を手に取るのって好奇心から、というきっかけばっかりだなー。というわけで、『督促OL修行日記』を読みました。
著者の榎本まみさんは、信販会社のコールセンターに配属され、日々借金返済の督促の仕事をしていたんですって。
軽いタッチの文章でスルーっと最後まで一気に読めちゃいました。
本をパタン、と閉じた時に思ったのが「これは私の仕事にも使えるテクがあるぞ…?」ということ。
私の仕事でも、「なかなか出してもらえないものをどうにかして引っ張り出す」という面があるのです。
ただ「早くして」だけでは何も変わらないから
私の部署では、他部門の人たちが作った資料を確認するという仕事がある。約束の日までに資料を提出してもらわないと、その次のフェーズに移れない。遅れが生じると、私だけじゃなくて関係する別の部署も困る。
きっちり締切前に提出してくれる人もいるのだけど、そうでない人もたくさんいる。「そうでない」部署に対してフォローをかける時。この督促OLのテクが使えるのでは。
待ち合わせ時間や締め切りを相手の口から言ってもらえれば、「日時はあなたが決めたんじゃないですか~」と相手の罪悪感を刺激できる。
「お金を返して」と言うのではなく「何日に払える?」と尋ねる。日にちがわからないと言われたら「いくらだったら払える?」と質問を変えてみる。
これは私の場合に当てはめると、「いつだったら提出可能ですか?」と質問して、相手に期日を言わせるということですかね。私から「〇日までなら出せますか?」と尋ねるのではなく。
確かによっぽど酷い人でなければ、自分で予告してきた日には出してくれてるかも。例え忘れてたとしても、連絡すれば対応してくれることも多い。
でもねー。
正直なところ、その日付すらぶっちぎって来る人もいるんですけどねー。おまけに、連絡してもスルーされる。
そういう人に対しては、上司経由でチクチク圧力かけてもらうしかないです。
電話は印象の良い終わり方で
どんなに感じの良い交渉をしていても締めの言葉がぞんざいだったりすると、「なんか感じが悪かったな」とその電話全ての印象を悪くする。
でも逆に、最後の言葉さえ良ければ、その会話全体の印象ご良くなることもある。
緊急性が高い時は、メールだけではなく電話でやり取りをすることもある。いくら慌てていたとしても、「ゆっくり話す」「印象の良い終わり方をする」を心がけるだけで、先方の印象も変わるかもしれない。(そして、もしかしたら提出も早まるかもしれない。