日々のこと

読書と文具たまに旅行。趣味と仕事の両立が永遠のテーマ

増税前に読んで良かった!『手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。 (山田真哉, 花輪陽子)』


【スポンサーリンク】

『手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。』を読みました。

いやぁ、とても面白かった。難しいお金の話をこんなに楽しく解説してくれる本、なかなか無いと思います。 

 この本はニコニコ生放送で月に一回放送されている「ニコニコ生活講座」から、人気の高い4回をまとめた書籍です。放送で使われたイラストや図はもちろん、視聴者からのコメントも挿入されているのて、会場の楽しい雰囲気が紙面から伝わってきます。

番組のナビゲーターは公認会計士・税理士の山田真哉さんとファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さん。山田真哉さんは「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著者でもあります。

 そして私たち消費者の目線でツッコミを入れていくのが、「主に二次元の男どうしの下半身のさおだけの戦いといいますか、そういうものの研究をさせていただいております。」という社会学者・やおい研究家の金田淳子さん。個人的には、金田さんといえば「ファイブスター物語のファンブックに笑えるインタビューを載せてる人」だったので、ここに登場してきたのには驚きました。 

覚えておきたい消費税増税にまつわる豆知識

4月からの増税のことが気になっていたから、というのもこの本を買った理由のひとつです。

『手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。』によると、「月の支出が約20万円の場合、消費税が8%になると、月5千円ほど負担が増えます。」ということらしいので、5千円分節約するか稼ぐかしたいわけですが、手っ取り早いのは節約するほうでしょう。そう簡単に給料があがるわけでもないですし。お金を残したいのであれば、賢い使い方をしたほうが良いのではないかと思います。

と、いうわけで『手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。』の増税直前!「ぐう畜消費税」」の章から興味深かったものをピックアップしてみます。

非課税のもの、課税のもの

住居の家賃は非課税なので、4月から家賃がアップしたら便乗値上げ。住宅ローン、生命保険料や損害保険料などの保険料、健康保険の対象になるような医療費も非課税。ただし市販の薬代は課税。

…と、いうことは市販の薬を買うよりも病院にいって処方箋書いてもらった方が良いですね。(「健康保険証は病院の診察や薬を7割引で受けることができるサービス」と別の章でも書いてありました) 

増税前に駆け込みで買う必要はある?
  • 住宅は急いで買わなくてもよい

    消費税が5%に上がった1997年4月以降に住宅価格は下がっており、増税後に住宅ローン減税が拡大されるため。

  •  新車を買う予定があるなら急いでもいいかも

    ただし、中古車の個人売買は消費税がかからない。

  • 値段が崩れにくいものは増税前に買うのもあり

    白物家電やブランド家電など。

 

『手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。』を読んでやろうと思ったこと

消費税のこと以外にも、すぐに取り組むことができる施策が紹介されています。

ただ読んで「勉強にになったなー」と思うだけではもったいない。実際に試してみよう。

  • 給料明細をじっくり見てみる

    給料明細はPDFでもらっているので捨ててはないけれど、支給額や控除額をざっくりと見て「あぁこんなものか」で終わってたので。
    もしも保険料や年金が正しく控除されてなかったり、残業代がおかしかったら…ブラック企業に勤めてるということになるわけで…。

  • ふるさと納税

    どうせ納税するならカニとか魚とかおいしいものと交換したいなぁ。Yahoo!公金支払いから手続きできます。

  • 確定申告
    ふるさと納税をしたら確定申告も必要。医療控除は市販薬の購入費や医療機関への交通費も含めることができることをはじめて知りました。
  • リボ払いはしない

    スリルに身を任せたくない。そして、クレカの現金化は破滅しか待っていない…。

 

最後に

『手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。』の中で山田真哉さんが言っていた「何で宗教法人が政党をつくろうとしているのかということを、皆様は考えたことがありますか。」という言葉が味わい深かった。そうだね…そうだよなぁ…。

「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」

「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」