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元FBIの危機管理のプロが教える「自分の魅力をアップさせる10の掟」 - ダンナ様はFBI(田中 ミエ)


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「ダンナ様はFBI(田中 ミエ)」を読みました。このタイトルを見て「最近よくある異文化ギャップエッセイかな?」と思ったのですが、それだけの範囲に収まらない良ビジネス書でもありました。著者である田中ミエさんは、もともと広告業界でコピーライターやインタビュアーをされている方です。そのため分かりやすく読みやすい文章で、最後まですんなりと読むことができます。 

ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

この本の始まりは、田中さんと元FBIのご主人との出会いから。出会いの場所は、田中さんが仕事の打ち合わせに訪れたホテルでした。そこでVIPの警護をしていたご主人が田中さんに一目ぼれし、FBI仕込のアプローチをかけていくのですが…。

「職権乱用しすぎだし、下手したらストーカーじゃないの?」思ってしまうようなアプローチ方法なんですよね。おいおい、いいのか?と思わず突っ込んでしまうような。でも丸く収まったのでそれはそれで良し、なのかな…?

 

さて、「ダンナ様はFBI」の見所はなんといっても、ご主人がFBIで身に着けたビジネススキルを田中さんの仕事へのアドバイスとして紹介する3章と4章でしょうか。

FBIの仕事と私たちの仕事って関係あるの?と思ってしまうけれど、基本的な部分というのはやはり共通するところがあるものなんですね。

なぜ、生活感の漂う人間に仕事を頼みたくないか分かるかい? それは精神的にゆとりがないと判断され、すでにその人の能力が限界まで使われていることが分かるからだ。

確かに、そういわれてみればそうかもしれない。

何かに追われてバタバタしてるような雰囲気の人には、「この人に頼んで大丈夫なんだろうか…。」って思わずにいられないよね(自省します…)。

 

ご主人のアドバイスは「FBI直伝・家庭も仕事も楽しむ10の掟 」「FBI直伝・自分の魅力をアップさせる10の掟」して本書には登場します。

後者の「FBI直伝・自分の魅力をアップさせる10の掟」から、気になった部分をピックアップしてみます。

FBI直伝・自分の魅力をアップさせる10の掟 

  1. 初対面の人には時間差で2度微笑みかけろ
  2. 出会って最初の1分間は、相手に尊敬を伝える時間
  3. 軽くスピーディーなスキンシップはポイントが高い
  4. 目が合った瞬間、0・5秒でハローを言え
  5. 家族の話をアピールして相手の信頼を勝ち取れ
  6. 相手への最初の質問で、自分を効果的に印象づけろ
  7. 成長のための投資は、自分に7割、子どもに3割
  8. 不得意なことを無理して引き受けるな
  9. 贈りものに頼らなくても心は伝えられる
  10. 「生涯最低年収」を決めて、自分の力をテストせよ
1 初対面の人には時間差で2度微笑みかけろ

「人間は、どんなに成功しても自信があっても、初対面の人間には緊張する。これはもう本能だから仕方がない。君だけが緊張しているのではなく、必ず取材される相手も何がしかの緊張感がある。それを一瞬にして和らげることが、すごく重要だ。日本人は、笑っているつもりでも筋肉の動きが十分ではなく、薄笑いのような笑顔なんだよね。そうではなくて、アメリカ人になったつもりで、はっきり、大きく、チャーミングに笑顔を作れ」

 2 出会って最初の1分間は、相手に尊敬を伝える時間

しかし、初対面の人に尊敬を伝えるって、どうするの? 「簡単さ。相手に言葉で示すんだ。あなたに会えてうれしい、あなたのことを一つでも知りたいと伝えることだ。日本人の恥ずかしがり気質では、いきなりほめ言葉は出ないだろうし、かえって不自然になってしまうから、何気なくその人についての質問をするといいよ」

3 軽くスピーディーなスキンシップはポイントが高い

「日本人同士がお辞儀だけで終わるのはよく知ってるよ。でも、握手というスキンシップの習慣をつけると、外国人とのビジネスは、本当にスムーズになるし、実は日本人同士でも気持ちが通じるんだけどね。女性は自分から手を差し出しても、マナーにのっとっているから、さっと出せばいい。相手の腕に軽く触れてもいいよ」

 4 目が合った瞬間、0・5秒でハローを言え

ビジネスでは目が合った瞬間、0・5秒でハローと言え、たとえまだ少し距離があったとしても。そしてその距離は笑顔でつめていくのだ。ここで笑顔がはっきりしていなければいけないんだと言う。薄ら笑い(のように見える)顔で近づいてくるのはあまり気持ちのいいものではないからね、と。仕事での挨拶は早いほうが、できる印象を持たれるとダーリンは念を押した。

5 家族の話をアピールして相手の信頼を勝ち取れ

「家族くらい、その人間の核心を雄弁に語るものはないからね。それをビジネスにも応用しなくてはならない」

6 相手への最初の質問で、自分を効果的に印象づけろ

「インタビューや仕事で会う相手は、君の印象と最初のいくつかの質問にチューニングしてくるということだ。」

「キャスターのようになれないのは分かるけど、それでもできるだけ仕込みをいつもきちんとして、自分が思い描いたマップに必要な材料を拾ってこなければならない。仕込みというのはフィッシングで言うところの網のようなものだよね。相手の言葉をたくさん拾えるかどうかは、下調べで作っていく網目の細かさによるというのは分かるだろ。網目の細かさは、質問によって相手に見えるんだからね」

7 成長のための投資は、自分に7割、子どもに3割

「後悔しないようにするためには、やらなくてはと思っていることを実行するんだよ。面倒くさくても、行きたくなくてもね。」

「ああ、自分は出遅れたとか、人より劣ったとか自覚すると余計に気持ちが萎えて引いてしまうようになる。コンプレックスは雪ダルマのようにあっという間に大きくなるって知ってるだろ。」 

8 不得意なことを無理して引き受けるな

「妻であり、母であるなんて大雑把なくくり方を自分に許すな。もっと、やりたいこと、得意なこと、放っておいても関心が向きお金や時間を使ってきたことがあるだろ」

9 贈りものに頼らなくても心は伝えられる

「花代も含めてまず交際費を半分の7万円で収めてごらんよ。みんなにいい顔はできないからね。それどころか先方にとって大きな花は負担になっているかもしれないんだぜ。そう考えて花の代わりにカードはどう? 電話や電報はどうなんだろう。大切なのはハッピー・サプライズを届けることだと思うよ。置いてきぼりになりそうな自分の気持ちを救うためでもいいさ。そんなに大金を注ぎ込まずに、心を伝える手立てを考えろ」

10 「生涯最低年収」を決めて、自分の力をテストせよ

生涯・最低・年収を今、決める。つまり、君がメインとする仕事でコンスタントに稼ぎ続けられる年収金額を心して決めたほうがいいよ。

生涯最低年収と僕が考えるのは、自分の基本の仕事でこれ以下になったらプロとして自分のこの役割は終わりだな、と気づくための年収だ。

個人的に思ったこと

初対面の人と会うときはまさに「先手必勝」な心持ちで望んでみるむのがいいのかなぁ…と、どちらかといえばコミュ障な私は思ったのでした。初対面でモジモジしてるとそのまま時間が過ぎ去って微妙な空気になるし、次に会ったときに気まずさ倍増!!田中さんがやってた「笑顔の張り手」練習、私もやってみようかな。

そして、「コンプレックスは雪だるま式に増えてくる」。これは本当に心に染みました。自分に自信を持てないままうだうだしていると、どんどん身動きが取れなくなってくるんですよね。そうならないためにも、最初は無理やりでもいいから動き出す必要があるのかもしれません。

おまけ

FBI直伝・家庭も仕事も楽しむ10の掟
  1. 家庭と仕事を両立させてこそ人生は楽しい
  2. 相手の服装が発するメッセージを読みとれ
  3. 人のタイプを瞬間で見分ける力をトレーニングせよ
  4. 話しかけにくい相手は心の中で抱きしめろ
  5. スカートをはいて自転車に乗るな
  6. ヒールのない靴は、靴とはいわない
  7. 一流のヘアショップへ行き、髪のツヤをキープせよ
  8. 一流のブランドショップで、自分の扱われ方をテストせよ
  9. つらいときはパートナーに甘えて乗り越えろ
  10. 青信号が点滅しても走って渡るな

項目だけ見ると「何で?」と首をかしげるようなものもありますが、読んでみるとなるほど納得。私も点滅信号はやり過ごすことにしよう。

いったいなぜ?と気になる方は本書をチェックしてみてください。

ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)

ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)