グズグズと言い訳ばかりの先延ばし癖はおしまい!自分で自分の尻をたたく5つのテクニック
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3月に引っ越しをした。引っ越しの準備は、本当に面倒で面倒で面倒だった。
頭の中にあるやるべきリストにどーんと居座る「引っ越しの準備」という大きなカタマリは、手をつけるのが億劫で仕方なかった。巨大な敵と戦わないといけない気分になって、「あー…また今度ね」みたいな気分になる。とはいえ退去日は決まってるから、荷物をまとめて出て行く必要がある。
このままだと「仕事が忙しいし、疲れてるし、だーるーいー」なんて風にぐずぐずし続けて最後に悲鳴を上げるのが目に見えていたので、無理やりにでもどうにかせねばならぬ。と、本棚にあった「「グズ病」が完全に治る本―スグやる!「言い訳」はしない生活へ!」のエッセンスを参考に、重い腰を上げてなんとか引っ越しをやっつけたのでした。
「グズ病が完全に治る本」の中身を簡単に紹介すると、やることがあるのにあーだこーだいい訳をしてズルズル引き伸ばす人(まさに私だ)の尻をたたきまくる一冊ということになる。
書いてあるテクニックは、「やらなければならないのに、どこから手をつけたらいいのやら…」と天井を仰ぎつつ現実逃避したくなる課題に対して絶大な効果があった。精神論で「嫌でもがんばってやれ!」ではなく、なんとかやり遂げる工夫を凝らして乗り越えるというのが私にあってたように思う。
時間がないとは言わせない5つの実践テクニック
それでは「グズ病が完全に治る本」から自分の尻をたたくためのテクニックを紹介します。
「サラミアプローチ」でやるべきことを細分化
「引っ越し」とか「大掃除」とか大きい課題を細かく分けることで、結果的に大きな課題をやり遂げるというテクニック。細かく分割することで「ちゃんとやり遂げられるかな?」と不安になりにくく、避けたい気持ちもそれほど起きなくなるというものだ。細分化法を効果的にするには、無理やり細切れにするのではなく、自然に課題が分かれる部分を探すのがポイント。
うっかり防止用の「信号」を作る
課題を忘れないように、思い出させる信号を作る。もっとも簡単なのはメモを持ち歩くこと。あらゆる行動と何らかの合図を結びつける方法って何?と思うかもしれないけれど、私たちにはすでに身に付いている。たとえば、「赤信号はとまる、青信号は進む。」など。
やるべきことの魔法のリストを作る
課題をリストにしてデスクの前に書いて貼る。リストを作ることで、本当にやるべき課題をはっきりさせて先のばしを防ぐ。リストになれば、優先順位もつけられる。課題を書いたリストには、達成期限も書いておくことを忘れずに。
短期的なスケジュールは必ず立てる
「明日」とはいつなのか具体的にいつか特定すれば、「明日になったらやろう」という言い訳は避けられる。時間がたっぷりあると思って忘れてしまったり、逆に忙しすぎて手をつけられないと思ってる人に有効。「あとで」と思っても「あと」いうときは絶対にやってこない。
「絶対に目にとまる目印」を作る
やるべき課題を目立つようにすれば、課題を避けるのが難しくなるはず。洗濯かごを居間の真ん中においておけば、洗濯を忘れることはない。*1課題をどうしても先のばしにしてしまうという場合は、絶対にそれを思い出させる工夫をしてみる。カレンダーに全ての期限の目印を付けておくなど。
引越し準備に応用してみた
さて。引っ越しをするにあたって、やらなければならない手続きや作業をリストアップするところからはじめてみた。
「段ボールを手配する」「押し入れから不要なものを分けて袋に入れる」「袋に入れた不要なものを次のごみの日に捨てる」「プロバイダーに退会の連絡をする」「転出届を区役所の出張所に貰ってくる」…というレベルで思いつくままにメモに書き出してみる。こうしてみると、一つ一つは実にささいなことなので、5分、10分の空き時間に片付けられる。
とはいえ、細かく分割された課題をリストの上からやっていけばいいというわけではない。物事には優先順番がある。プロバイダーに「明日で契約終了で!」と連絡したところで、「ウチは契約終了の受付は毎月xx日締めで、日割りとかやってないんだよね」ってなったりする。締め切りに間に合わなければ、余計なお金を払う羽目に…。
締め切りのあるものはそれまでに。いつでもいいように見えるものも「この日までにやる」と決めて行動することに。課題の度忘れ防止策として、Googleカレンダーのリマインダー通知が役に立った。
やるのが私なので多少の締め切り破りはあったものの、なんとか片付いたー!いつもグズグズしがちな私でも何とかなった、と達成感を得ることができました。
尻をたたいてくれる人がいないなら、自分で尻をたたく仕組みを作る。引っ越しほどの大仕事じゃなくても、毎日の家事や仕事に応用できる考え方ではないでしょうか。
今回は取り上げなかったけれど、「スイスチーズテクニック」や「セルフモニタリング法」などのグズ病を乗り越えるテクニックも紹介されている。「そもそもどうしてグズグズしてしまうのか」という話も興味深かった。「さっさとやることやって、別のことに時間を使いたい」という方は、ぜひどうぞ。
「グズ病」が完全に治る本―スグやる!「言い訳」はしない生活へ! (知的生きかた文庫)
- 作者: S.ロバーツ,M.Susan Roberts,伊東明
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2006/06
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*1:洗濯物をどけて無かったことにはできるけど、それこそ先延ばしになっただけなので、尻を物理的にたたくくらいのお仕置きが必要だ。