「劇場版カードファイト!! ヴァンガードネオンメサイア」を観てきた感想（ネタバレあり）

「劇場版カードファイト!! ヴァンガードネオンメサイア」を観てきました。

マンガは好きでも、どちらかといえばあまりアニメは観ないほう。だけどなぜか日曜朝10時からテレ東でやってる「カードファイト!! ヴァンガード」だけは観てしまっているのです。元々観ていた同居人の脇から「へーなにそれ」みたいな感じでのぞいてたはずが、いつからか積極的に観るようになってしまった…！

ここのところテレビアニメ版ヴァンガードで、毎回毎回「劇場版カードファイト!! ヴァンガードネオンメサイア」のCMをやるんですよ。1回の放送で下手したら2回くらいCMやってる気がする。単純接触効果ってやつでしょうか。観にいかないと！みたいな気分になってしまったのって。*1

そういうわけで劇場まで行ってきたわけです。まぁ、びっくりしましたね。何しろちびっこが全くいない！大きいお友達だけだ！！自分も大きいお友達枠なので人のこといえないのだけど、まさか20代以上しかいないとはね…。

ヴァンガードのテレビアニメ版と映画版の大きな違いは、「櫂くんのせいじゃない」ということでしょうか。

ヴァンガードのアニメをご存知ない方にざっくりと説明すると*2、ヴァンガードというTCG（トレーディングカードゲーム）を元にした話です。
主人公（かつヒロイン）のアイチくんが、前期のストーリーで体内に世界を破滅しかねない爆弾的なもの（リンクジョーカー）を埋め込まれてしまいました。「こりゃいかん」と思ったアイチくんは、自分ごと体内のリンクジョーカーを封印しようと考えます。
自分の存在ごと世界から消滅しようとしていたところ、アイチくんのメイト（アイチくん親衛隊その1）とアイチくんの封印に協力するカトルナイツ（アイチくん親衛隊その2）が「アイチを返せー」「返さーん」と争ったりしてたら、封印されかけてたアイチくんがおめざめってあたりまで話が進んでいます。
ちなみに、体内にリンクジョーカーの種を埋め込まれたのは、もう一人の主人公である櫂くんが前期で大暴れしたせい。そういうわけで、だいたい「櫂くんのせい」「櫂くんが悪い」と言われることとなってしまったわけです。いまでも櫂くんがいつみんなに謝るのか気になってます。

右側が櫂くん、左側がアイチくんです↓

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アニメの現オープニングが小野正利っていうのも、90年代に思春期を過ごした私にはたまんないよ！

やっと映画の話になりますけど、櫂くんは悪くなかった。櫂くんごめん、いつも「櫂くんのせい」とか言ってて。
無理やりこじつけようとすると、「櫂くんが小学生アイチくんにカードを渡したことが悪い」とか「転校したのが悪い（好きで引っ越したわけじゃないけど）」ということになってしまうもんね！
どちらかというと櫂くんのダチである、三和くんが悪い…？「友達が欲しければ、ヴァンガードで作ればいいじゃん！」って言って櫂くんと伊吹くんを引き合わせたものの、櫂くんが引っ越したあとは投げっぱなしだもんな。伊吹くんがヴァンガード強すぎていじめられてても、特にフォローはしなかったみたいだし。三和くんは櫂くんのダチであって、伊吹くんとはそれほどの仲でもなかったから…？

伊吹くんっていうのは映画で「ヴァンガード憎い！世界滅びろ！！」みたいなことになっちゃってる人のことです。小学生のころ、三和くんと櫂くんの同級生でした。
伊吹くんはヴァンガードを使って、肉体的にも精神的にもプレイヤーをガツンガツンと倒していきます。ヴァンガードというのは普通のTCGのはずですが、作中では不思議な力によってゲーム中のダメージをプレイヤーが受けるようになってしまっているのです。
最後にはヴァンガード大会の会場まで破壊してしまった伊吹くんですが、正気に戻ったらふつうのイケメンキャラでした。でも、やっぱりみんなに謝らない。

映画ではレン様*3がかませキャラ扱いになっていましたが、ろくに出番のなかったカトルナイツのみなさんのことを考えればまだ良い方でしょうか。（レン様というのはこの人です↓）