読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日々のこと

特にありません

今だから言える、私の新卒カードは珍妙な就職活動で消費してしまいました

思い出 考えたこと

【スポンサーリンク】

気がつけば、、もうすっかり就職活動のシーズンですね。今で言う「意識の低い学生」だった私の就職活動の思い出を書いてみようかと思います。

慣れないダークスーツとパンプスに身を包んだ私が就職活動を行ったのは、まさに就職氷河期の真っ最中。後から「失われた10年」なんて言われちゃって、なんだか微妙な気持ちになったりもして。自分たちの時代をネガティブなキーワードで括られるのって嫌なものだよねー。

さて、私の通っていた田舎にある某専門学校の就職活動方針がまことに珍妙であった。

「ひとつの企業の選考中は、他の企業は受けてはならぬ」

どういうことかというと、文字通りそういうことでありまして。どこかの企業の就職試験のステップが進んでいるうちは、他の企業に「私、どうですかね?」と売り込みをかけるのはいかん、ということです。これ、学校推薦の話じゃないです。いわゆる自由応募の就職活動での話です。

就職活動は恋愛にも例えられるけど、実際はそれはそれ、これはこれ、でしょ。5人ぐらい平行して異性に声をかけてたら「何だあいつ…」とドン引きされるのはわかる。でも、対企業なら別にいいじゃないの。私のようなボンクラ野郎にとって就職活動は、数打てば当たる作戦で行くしかないんだよ!

そういうわけで、どこかのタイミングでお祈りされたら最初からやり直し。まったく合理的じゃない。このルールを考えた人は何を考えてたのだろうか。それとも、何も考えてなかったのだろうか。

純真(と書いてバカと読む)だった私は「就職活動とはそういうものなのか」と、気にもせず履歴書をせっせと書いていました。当時はSNSやブログなんてなかったから、他の学校に通う人々がどうやって就職活動を進めているかなんて知らなかったしね。リクナビはかろうじてあった時代です。

ちなみに「内定は蹴ってはならぬ」というルールもあったので「面接に行ったけど、なんか微妙な会社だなあ」と思っても、こちらからお断りはできません。

「この仕事がやりたい!」というパッションは微塵もなく、「自分で自分を食わせられて、それなりの給料と休みの仕事ならば良いです」という温度が低そうな思いしかなかったため、私のほうから断ることはなかったのですけども。20歳そこそこで、あまり「就職」ということに実感がなかったというのもある。

結局、私の就職が決まったのは7月の終わり。ちょうど夏休みに入る前日でした。(就職活動を始めたのも春先ごろと遅かった)この変なルールの中、なんとかなったのはラッキーだったと思う。成績が良かった人は学校推薦の枠でさっさと内定を決めていたけれど、私は残念ながら不真面目な学生でして。

卒業寸前まで就職先が決まらなかった人もちらほらいたし、入社後あっという間に辞めてしまった人の噂も田舎ネットワークで伝わってきた。学校の就職活動方針、どう考えてもマイナス方向にしか働いていない。

この珍妙就職活動ルールを持つ我が母校は、少子化の煽りを受けて数年前に閉校となったようです。

今週のお題「今だから言えること」でした。

就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条 (講談社BIZ)

就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条 (講談社BIZ)