『元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法』タイトルはうさんくさいけれど中身は真っ当
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『元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法』。なんだこのうさんくさいタイトルはー!!!
って思ったけれど、読んでみたら真っ当なコミュニケーション術の書籍でした。変な裏技とか出てきません。「心を支配する」って、タイトル煽りすぎ。
内容に関しては、この手のコミュニケーション術の本を読んだことがあるなら、既視感があるんじゃないかなと。例えば有名ところだと、デール・カーネギーの『人を動かす』とか。
コミュニケーションを取るにあたって大切なことは、FBIだからって特別なことはないということなんでしょうね。自己啓発書は同じようなことを角度を変えて書いているから、スタンタードなものを読んでおけばそれで足りるような気がします。
自分自身に定着させるには同じ本を定期的に読み返して、モチベーションをあげていく方がいいんじゃないのかな。
とはいえ、実際に出てくるエピソードがFBIの職務に関係することが多く、FBIとしてコミュニケーション術をどのように利用してるのか知ることができたのは興味深かった。飛行機から問題客を降ろそうとするときのやり取りとか。
『元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法』に登場するエピソードで「今日から気をつけよう…」と思ったのが、上司をムッとさせる「注意フレーズ」の章。
「上司に成果を取られた!と内心面白くないことがあっても、成果はみんなで分け与えた方が長期的にはメリットがある。」ということにも納得がいった。
なぜなら
栄誉の賞味期限は短いけれど、善意は長期保存が可能だ。
というわけ。
これは対上司だけでなく、同僚に対してもそうですね。
「これは私がやったの!!」と必死になるよりも、「みんなの協力で達成できました~」と成果を分けあうほうが心穏やかでいられるのは、個人的な経験からも理解できる。
手柄を取られたとプンスカしてたときの記事→仕事の手柄を横取りする上司にぷんすかしていたわたし - 日々のこと
今は「みんなのお陰でーす」ってスタンスでやって行けているので、チームも私の心も平和だ。そりゃ期末評価のときは、それなりに上司にアピールするけども。
『元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法』のもくじ
- 「人に好かれる公式」のつくり方
- ひと言も話さずに、相手を見抜く
- 人をひきつける「魅力」の法則
- 相手を「思い通りに動かす」言葉の使い方
- 信頼関係を築く四つの秘訣
- ネット社会の賢い泳ぎ方
服装や小物に人が表れるとか、アイコンタクトが大切というのは、『ダンナ様はFBI 』でも触れていた気がする。また読み返してみよう。