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軽い文章でサクっと読める、プロジェクトマネジメント入門書『天使に教わる勝ち残るプロマネ』感想


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仕事柄、ソフトウェア開発部門のプロジェクトリーダーと接することが多くあります。
うまくプロジェクトを回せているPL、傍から見ていてハラハラしてしまうPL。彼らの違いってなんだろうなー、と思って「プロジェクトを運営していくこと」についての初心者向けの本を手にとってみました。タイトルは『天使に教わる勝ち残るプロマネ-マンガ付きでよくわかる-』です。

天使に教わる勝ち残るプロマネ マンガ付きでよくわかる

『天使に教わる勝ち残るプロマネ』とは?

軽~い感じのプロジェクトマネジメント入門本。
時おり漫画が挟まれるコミカルなラノベ風小説仕立てで、サクっと読み終えることができます。

なにせ設定が「プロジェクト運営に失敗して自殺を図った男性が、タイムスリップして天使の助けを借りながらプロジェクトを運営していく」という話ですから。

いわゆるソフトウェア開発プロジェクトのPMを目指す人、もしくは情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャ試験をこれから受けようとしている人向けの本でしょうか。だけど、ソフトウェア開発と関係ない仕事をしていても参考になると思うのです。なぜかというと、「気持ちのいい組織作りのためにはどうしたらいいんだろう?」ということを主人公と悩みながら学んでいく本だから。

例えばわかっちゃいるけれど、刺さるなーというのがこの言葉。

”楽しい職場”というのは、自堕落に生活できる場ではなくて、責任を伴う自由な場のことなの。

こんな方にオススメ

部下と良い関係を築きながらも、プロジェクト(組織し)をうまくまわしていくには?ということを考え始めた人におすすめ(小規模プロジェクトのプロジェクトリーダーや、チームリーダーなど)。もしくは「一兵卒として働いてるだけでPMなんてまだまだ考えてないよ~」な人。

後者の場合は、まだマネジメントのことは考える必要なんてないと思うかもしれませんが…。

必要性を感じないから良いんじゃない。必要性って〝プレッシャー〟でしょ。ストレスの元よ。必要性を感じないから、今日やろうと思ってたことを明日に先延ばしできるんでしょ。ケーススタディでプロジェクトの失敗事例に触れても、他人事だから非現実的な感覚で笑い話にでもしながら学べるんじゃない。  それに、必要性を感じる時期はライバルも同じ。そこから始めても先手を取れないのよね。スポーツの世界でもそうでしょ。物心つく前、幼少期からやってる選手は強い。だから、必要性を感じる前に始めることってすごく重要なの!

と、いうわけで必要性を感じないうちが、始め時でもあるということですね。

そう言われると「プロジェクトマネージャ試験のテキストを手にとってみようかな」なんて思ってしまうわけですよね!論文試験あるし、受けるのは正直だるいな…なんて堕落したことも頭の中にチラリと出てきてしまうわけですが。

現在、『天使に教わる勝ち残るプロマネ-マンガ付きでよくわかる-』はKindleUnlimited対象本です。

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心当たりありすぎて面白かったー!