オリンパスサービスステーションへカビたレンズの洗浄・修理に出してきた
レンズにカビが生えたっぽいので、オリンパスサービスステーションに入院させに行ってきました。
目次
カビに気がついた経緯は、こう
逆行気味で写真を撮ると、黄緑色の点が写真の中に写りこむ。レンズにゴミでもついたかなー?と思ってみれば、えっ、なにこの白いモヤモヤ?
レンズの内側に白く、触手を伸ばすかのような何かが見えた。
もしかして、レンズにカビはえた?
やーめーてー!!
とりあえずメーカーに持ち込もうと検索してみたら、オリンパスサービスステーションで分解清掃や修理の受付をしていることが分かった。
デジタルカメラを始めコンシューマー製品の修理受付を行っております。
という、サービスステーションは、東京、大阪、札幌、福岡にあるんだって。 さっそく持ち込んで、レンズをどうにかしてもらおう……。
サービスステーションはこちら
ショールーム/写真教室|OMデジタルソリューションズ
オリンパスサービス東京ステーションは西新宿のビルの中
新宿駅を西口から出て都庁方面に動く歩道に乗る。
少し進むとエステック情報ビルの入り口が見えるので、中へ入ってエレベーターで17階へ。エレベーターから出ると、プールに入っている人が窓から見えた。
同じビルの1階にはショールームとギャラリーが入っているオリンパスプラザがあるので、ついでに見ていってもいいかも。
レンズ、入院
入り口で受付票を取り、カウンターへ。空いてたので待ち時間ゼロだった。
レンズがカビたような気がすることを告げ、担当者に見てもらう。
「あー、後玉寄りに白いものがありますねー」
ですよね。
私が持ち込んだ17mm F1.8のレンズの場合、お値段はこちら。
分解洗浄は10,000円。 部品交換があれば、プラス3,500円。 期日は一週間。
これ以上のお金がかかるとか、日数オーバーするなどがあれば電話で連絡が来る。
はー、うっかりすると13,500円の支出か~~~!
このくらい簡易なドライボックスでも、カビ防止に効くかな?一万円以上のしっかりしたドライボックスがいいに決まってるけれど、とりあえずの応急処置として。
レンズやカメラボディ、フィルタに三脚と楽しげな方にお金を使いがちですが、日々のメンテナンス方面にもちゃんと使っていかないと無駄な出費が増えちゃうね。他のレンズもカビないで欲しい……。
東京都庁の展望室から、おもちゃみたいな街並みを眺める
東京都庁の北展望室にて。
新宿西口にあるオリンパスプラザにレンズを修理に出してきた。新宿、それも西口というのはあまり来ない場所なので、ついでにどこかぶらっとしてみようか。
そう思って、都庁に展望室があることを思い出して行ってみることにしたのです。
都庁には展望室が二つあって、そのうちひとつ南展望室はお休みでしたが、北展望室は通常影響中。荷物検査を受けて、エレベーターへと進みます。
ぎゅいんと地上202メートルの高さへあがると、東京の街が一望できます。
OLYMPUSのカメラにはアートフィルタという機能があって、ジオラマ風のちょっと変わった写真を撮ることができます。
新宿西口公園の緑がブロッコリーみたい。もこもこしてる。
緑のもこもこから生み出される緑の車。
カメラを通して見ることで、東京の街のまたひとつ違った顔が見えた気がしました。
おまけ
新宿のOLYMPUSプラザへレンズの修理に行ったら、隣のホテルのプールが見えました。この日、気温30度切ってたんだけど、寒くないのかな……?
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オリンパスのアートフィルタ「デイドリーム」を使うと、夢の中をゆらゆらと漂うような浮遊感のある写真が撮れます。
今回使ったカメラとレンズ
いつもの組み合わせ
【五反田ランチ】バンコク食堂ポーモンコンで看板メニューのガパオライスを食べる
おいしいタイ料理のお店がある。食にうるさい友人に聞いてやってきたのが、五反田「バンコク食堂ポーモンコン」。もともと荏原にあった人気タイ料理店なのだそうです。
目次
看板メニューのガパオライスを食べる!
看板メニューは、生のホーリーバジルを使ったというガパオライス。香りがフレッシュな感じがします。
ごろごろとしたミンチもたっぷり。ミンチの一粒一粒がやや大きめなのが、「お肉食べてる!」感があって嬉しい。
まずは一口と口に入れてみたらびっくりした。思ってたより辛いぞ!?
とはいっても嫌な辛さじゃなくて、心地よい辛さ。汗がじわりと出てくる。
ナンプラーの味わいとピリリとした辛さ。そして爽やかなバジルの香りが、タイ米にベストマッチ。おいしい!幸せ!!
卵を崩して、トロリとした黄身と絡めて食べても最高なんですよね。辛さがちょっとマイルドになるので、物足りなくなった人はこれ。
各種調味料を加えて、味変してみよう。
つい楽しくなって、色々と足したくなる誘惑に駆られるんだよね……。 ドバッと入れると取り返しがつかなくなるので、少しずつ、少しずつ。
セットのサラダとスープ
いきなりガパオライスの話をしてしまいましたが、ランチメニューには酸っぱ辛い春雨サラダもついてきます。鮮やかなオレンジ色が食欲をそそる……!
ふと店の奥を見てみると、昼ビールをキメている集団が。いったい何なんだ。くー、羨ましい!
ランチメニュー
ポーモンコンのランチメニューはこちら。
バンコク食堂ポーモンコンについて
アクセス
営業時間
- ランチ 11:30~15:00(14:30L.O)
- ディナー 17:00~23:30(23:00L.O.)
JR 山手線でいうと大崎と五反田の間、東急池上線の大崎広小路駅のそばにあります。以前はニレズアジアンという別のアジアンレストランが入っていた場所です。
カラフルなプラスティックの椅子が目印。
店内は6名席3テーブル、4名席1テーブル、2名席2テーブルとコンパクトなつくり。ランチタイムに行くなら、11:30の開店直後を狙うかなー。
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五反田TOCの近くにあるマレーシア料理店。コスパがよい、味もよい!
五反田にはペルー料理を食べられるお店もあるのです。ペルーに馴染みがなさすぎてどんなメニューがあるのか予想がつかなかったのですが、あら食べやすくておいしいじゃないの。何度かリピートしてます。
いままでに食べた世界の料理記事をこちらの記事にまとめました。
『華氏451度』自分の頭で考えることの大切さを改めて考える
Youtubeでダラダラと動画を見ていたら、あっという間に数時間が経過していた。なんとなくテレビをつけて、ぼーっと見てしまう。あてのないネットサーフィンに時間を費やしてしまう。
ありがちといえばありがちなんですけども、ふと我に返ると時間を無駄にしたことにショックを受けてしまったりもする。 こういう過ごし方ばかりしていると、だんだん頭が悪くなってくるような気がするんですよねー!
と、危機感を抱いた時に読みたいのがこれ。 レイ・ブラッドベリによるSF小説『華氏451度』。自分の頭で考えることの大切さを改めて感じられる作品です。
あらすじ
『華氏451』は今から約60年前にレイ・ブラッドベリによって書かれたSF小説です。
簡単なあらすじは以下。
「本」が禁じられた世界、焚書官モンターグの仕事は、本を見つけて焼き払うことだった。人々は超小型ラジオや大画面テレビに支配され、本なしで満足に暮らしていたのだ。だが、ふと本を手にしたことから、モンターグの人生は大きく変わっていく……現代文明に対する鋭い批評を秘めた不朽の名作。❨Amazonより ❩
ぼーっとしてたら
『華氏451度』の世界に生きる人々が多くの時間を過ごすのは、壁に備え付けられたスクリーンに囲まれた「テレビ室」。スクリーンから流れるのは、人々を思考停止に陥らせるような広告や宣伝文句。それが常識なので、誰も何も文句はいわない。
漫画や写真集はあっても、文字で綴られた書物は忌むべきものとして所持を禁止され、消防士ならぬ昇火士が火を用いて本を焼き尽くす。
みな平等で幸福な世界にいきているというのに、本なんかを読むと余計なことを考えてしまう。本を読むようなやつは何を考え出すかわからない。
そうして、人々にとって「考える」ということが不自然な世界となっていったのです。
考えることを放棄している人々の姿は、一般家庭に広まっていったテレビ依存症を皮肉っているかのよう。今ならインターネットやスマートフォンの依存症が当てはまるのかな。
一度、テレビ室の味を知った者は、がんじがらめに、しばりあげられてしまう。あの網を破って逃げ出したものは、ひとりもおらんのですよ。視聴者は、相手の考えどおりに、かたちまで変えられてしまう。したがって、あれがつくりだす環境が、この世界同様、現実になってしまう。
スマートフォン・インターネットを手放せなくなってる人々というのは、まさにこれ。常に脳が刺激を受け続けることを求めてしまい、逃げ出せなくなっているのではないでしょうか。
文部科学省が学力テストと併せて行う児童生徒へのアンケート調査結果によると、スマートフォンの使用に時間が割かれるため勉強時間が取れず、成績が低下しているのではないかという傾向が見られました。
学力テストの平均正答率と比較すると、小中全教科で、使用時間が増えるほど成績が低下する「スマホ学力低下現象」傾向が見られました。 スマホ依存で成績低下 全国学力テスト | 一般社団法人 全国教育問題協議会
2014年の調査ですが、果たして今はどうなっているのでしょう?
『華氏451度』の終わり方はアレだが……
最後の章は、個人的にはあまり好きでない終わり方だった。えー、これで終わるの。もうちょっとこう、なんかないの!?って。
主人公たちが「一旦リセットしますよ」という様子を傍観者として見ているだけに感じられるのが物足りないのかな。
とはいえ、第一章でモンターグが本を手に取ってから、第二章のラストであんなことになってしまうまでの流れは最高。
『1984』や『われら』でもそうですが、ディストピアな管理社会でうっかりでも体制に逆らったらロクな目に遭いませんからね。モンターグはどんな目に遭っちゃうの?ってドキドキしながら、ページを夢中でスワイプし続けました❨電子書籍なので❩。
第二章の最後の一行、大好き。
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ディストピア小説の古典『われら』。電車の時刻表よろしく、体制によって組まれたスケジュール通りに人々が過ごす世界。主人公が謎めいた女性と知り合ったことで、事態が変化していき……。
『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』は「正義」をふりかざしたバッシングに違和感があるひとに読んでもらいたい
集団によるネット上での一方的な誹謗中傷というのは、日常茶飯事的なできごとだ。
ターゲットも様々。
なんだか最近目立つ人。ふとした言動が「不謹慎」とされた人。ズルしてるように見える人。
なぜ「絶対的正義」のもとに、ろくに知らない他人をも攻撃してしまうのか。
それは、「愛」や「正義」が麻薬のように働いて、人々の心を蕩かし、人々の理性を適度に麻痺させ、幸せな気持ちのまま誰かを攻撃できるようにしてしまう、ということです。
と書いているのが、『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』。著者は脳科学者、医学博士、認知科学者の中野信子先生です。
正義の名のもとに
絶対的正義という拳を振り回すご褒美として得られるのは、脳内分泌物のドーパミン。ドーパミンが分泌されることで、脳は強い快感を得ることができます。
見つけ出した「悪」に対して、大勢が支持するはずの「正義」代表として派手に攻撃を行う。すると、多くの人の賛同を得られ、承認欲求も満たされる。
承認欲求を満たす行為は非常に快感が大きく、性行為と同等あるいはそれ以上の快感が得られるとする研究もあります。
脳は強い快感を得るために、どうしても同じことを繰り返してしまいます。
SNSでの承認は、ただ褒められるだけでなく、人々が見ているなかで認められるのですから、それだけドーパミンも多くなり、強い快感を得られることでしょう。
何気ない発言に対して誹謗中傷のコメントが集中し、じわじわと炎が拡散するかのように「炎上」する。エスカレートすると、発言した人の個人情報がさらされたりなど実生活にまで影響を及ぼす「ネットリンチ」へ。 カジュアルなものだと「こいつこんなこと言ってましたよ!」と気に入らない発言をTwitterでアップする、スクショ晒しなんてのもありますね。
炎上させる側、リンチする側、晒す側。
これらの人たちにとって、行動したからといって何が得するわけではない。うっかりするとリベンジされるリスクすらある。なのになぜやめられないのか。 「あぁもう、うっとおしいなあ」とすら思っていた彼らが、脳内分泌物によって動かされていたとは。
脳内分泌物をドバドバ出すために、無理矢理にでも「悪」を求める……。そんな行動をどうにかしてコントロールする術はないものか。
「承認欲求ジャンキー」の章で紹介されている、ラットとモルヒネの実験の結果を参考にすると「もっと他の楽しいことに目を向けろ」くらいしかなさそうですけども。
ちなみに私は集団による個人攻撃が嫌いで仕方ないのですけども、「そういうことをやってる悪いやつら」を叩けるという快感に酔ってるとも言えるかもしれませんね……。
シャーデンフロイデとは
『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』のシャーデンフロイデとは、"誰かが失敗した時に、思わず湧き起こってしまう喜びの感情"のこと。
本書では、妬みや人を排除したくなる気持ちなど、直視したくないけれど人間誰しも持っているネガティブな感情全般について触れています。