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読んでいると各国料理が食べたくなる『移民の宴』は、世界の不思議な食生活が詰まっている本でした


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横浜の中華街に、池袋の新中華街。新大久保のコリアタウン。ワラビスタンこと、埼玉県蕨市。
都内近郊の移民コミュニティをざっと思い出すだけで、これだけ出てくる。
法務省による平成28年度末の調査では、中長期的在留外国人は 204万3872人だという。日本の人口の約1.6%を占める割合ということになります。

では海外から日本に移り住んだ人たちは、普段何を食べているんだろう?

そんな問いに答えてくれるのが、高野秀行さんによる『移民の宴』です。

移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 (講談社文庫)

目次

『移民の宴』簡単なあらすじ

日本に移り住んだ外国人コミュニティを訪れ、普通の人の普通のご飯を体験する。食を通じて、日本で暮らすリアルな外国人の姿を見ることができます。

『移民の宴』の面白いところ 

個人的に面白味を感じたのが、成田のタイ寺院でのやり取り。

ただ、たまたま居合わせたタイ人の女性信者に「豚の臓物なんてどこで買うんですか?」とタイ語で訊いたところ、「肉のハナマサ」という答えがかえってきたのが印象的であった。

そうか、ハナマサならタイ料理に使う豚の臓物なんかも買えるのか……。千葉や茨城は日本でもタイ人の比率が高いせいか、タイ料理独特の材料は成田のイオンはもちろん茨城・千葉・東京都内で簡単に買えるらしい。

これは食べてみたい!

『移民の宴』に登場した料理で一番食べてみたいと思ったのが、時間と手間隙をたっぷりかけて作られたペルシア料理。

料理はこってりしているが、ふんだんに使われたドライライムやクランベリー、レモン汁の酸味でうまく中和されている。それにしてもどの料理も凝りに凝っている。

コレを読んで、気がついたら最寄りのペルシア料理店を探していたよ……!

普段はキッチンに入らない男性が作っているせいか「イランのレストランの料理はまずいというかやる気がない」らしいが、果たして日本のペルシア料理店はどうでしょうか?

『移民の宴』の目次

  1. 成田のタイ寺院
  2. イラン人のベリーダンサー
  3. 震災下の在日外国人
  4. 南三陸町のフィリピン女性
  5. 神楽坂のフランス人
  6. 中華学校のお弁当
  7. 群馬県館林市のモスク
  8. 鶴見の沖縄系ブラジル人
  9. 西葛西のインド人
  10. ロシアン・クリスマスの誘惑
  11. 朝鮮族中国人の手作りキムチ
  12. 震災直後に生まれたスーダン人の女の子、満一歳のお誕生日会

食を通じて各国の文化に触れてみたいという方、日本で海外旅行気分に浸ってみたい方にお勧めです。

身近な移民の宴

身近なところで言うと、中国から日本の大学に行ってそのまま日本で就職したという方がいます。私の上司なんですけども。

上司に話を聞くと「家ではもちろん中華料理」とのこと。「肉の味がそのままするのが嫌」と八角を多用するのが、個人的に面白いなと思いました。肉の味は上書きしちゃうんだ……。

お子さんは日本の保育園・小学校に行っているので、給食に出てくる日本風のおかずをリクエストされて作ることもあるそうです。 「日本の料理は手間がかかるけれど、中華ならフライパン振って作ればいいから楽」ということも言ってました。

料理を通じて各国の文化に触れる

『移民の宴』を手に取ったきっかけは、様々な各国料理を食べるのが好きだから。まだ見ぬ、おいしい料理にチャレンジしてみたい!という気持ちのままに、色々な店を探しては突撃している。

と、いうわけで。

お正月休みに中国・蘭州の牛肉麺を食べてきました。 f:id:r-taro:20180116213407j:plain

そして先週末は東京北区十条でクルド料理店へ。

過去にはインドネシアとセルビアのお菓子、ハワイの紫色したウベパンケーキなどのスイーツ系にもチャレンジ。

食レポ系は食・グルメカテゴリーにまとめていますので、ぜひ読んでいってね。

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