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あの有名曲「君の瞳に恋してる」が涙無しには聴けなくなった「ジャージーボーイズ」感想


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クリント・イーストウッド監督の映画「ジャージーボーイズ」を観てきました。 これはヤバイ。そこまで期待していったわけじゃないのに、後半は鼻ズルズル涙ダバァでした。

「ジャージーボーイズ」は1960年代に活躍したアメリカのバンド「フォーシーズンズ」の経歴を基に作られた映画です。同名のミュージカルを原作としています。

私自身は、フォーシーズンズの名前は知りませんでした。「ホテルの名前?」ってなところです。(映画の中でもヴィヴァルディかよ、って言われてたなあ) 

ジャージーボーイズの簡単なあらすじ

 ニュージャージー州の貧しい田舎街に生まれた4人の青年たちが、希望のない地元の街から抜け出すために歌手として有名になることを目指す。金もコネもない彼らだが、天性の歌声と抜群の作曲能力、素晴らしいハーモニーを持っていた。やがて「フォーシーズンズ」としてデビューし、夢のような栄光を掴みとる。しかし、彼らの輝くような日々の裏では、裏切りや軋轢、家族との別離などがあり…。

ジャージーボーイズの個人的な感想

 音楽をテーマにした映画が好きなので、ちょっと観に行ってみようか。そのくらいの気持ちだったので、ほとんど前提知識がない状態で劇場に向かいました。「フォーシーズンズの映画」ってことは知ってたけど、フォーシーズンズが何者か知らなかったもの。

音楽をテーマにした映画だけど、ミュージカル仕立てではありません。音楽を演奏するのは主に舞台上で、突然歌いだしたりはしない。「元がミュージカルだからミュージカル映画なのかな?」って期待して行った人は肩すかしを喰らうかもしれない。

同じようなテーマの映画として、黒人女性グループスプリームスをモデルに描いた「ドリームガールズ」があるけれど、あそこまできらびやかな感じではないです。どっちかっていうと地味。

突然バンドメンバーが観客に向かってモノローグを語る演出には、最初はちょっとひっかかった。何度もそういった場面があるから、次第に慣れていきましたが。

冒頭に出てくる主要な登場人物たちは、忌々しい位にクソガキだ!金庫盗みはするし、マフィアとつきあいがあるし。そんなどうしようもない彼らだけど、バンドとしてどんどん形になっていくのを見ていくのが楽しかった。突然オネェプロデューサーに拾われるのは「そんなきっかけでデビューって随分都合がいいんじゃないの?」って違和感があったけれど、そのあとはトントン拍子に話が進むわけでもなく…。現実ってそんなものよね。

この映画の驚きポイントは、「シェリー」と「君の瞳に恋してる」「ショート・ショーツ*1」の3曲に、フォーシーズンズのボブ・ゴーディオ作曲という繋がりがあるということでした。

ジャージーボーイズ本編より

リードボーカルフランキー・ヴァリによる「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(君の瞳に恋してる)」の映像。この部分だけ見ても歌の素晴らしさに「ほぅ…」ってなるかもしれない。だけど、前の場面を見てからだと…もうダメ。泣ける。単品でこの部分を観るのとは意味が違ってきます。劇場にはタオルを持っていきましょう。*2 

 ジャージーボーイズのエンドロールは、キャストが歌い踊ります。もちろん、こわもてのおっちゃんたちも、メンバーに入ってるよ!ここだけミュージカルっぽいですね。映画のラストを賑やかに締めくくります。

ジャージーボーイズ予告編

ジャージー・ボーイズ オリジナル・サウンドトラック

ジャージー・ボーイズ オリジナル・サウンドトラック

 
The Very Best Of Frankie Valli & The 4 Seasons (US Release)

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*1:タモリ倶楽部でおなじみの曲

*2:帰宅してからこの あたりの話は現実とは違うらしいと知って、ちょっとがっかりしたけども…。