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サイレーン6巻(山崎紗也夏)感想


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サイレーン6巻が12月22日に出たので、早速購入しました。今回の表紙デザインも凝っていてすてき。

サイレーン(6)

サイレーン(6)

 

いやぁ、愛の暴走特急と化したDT渡さんがすごい!(こわい!!)単行本としてまとめて読むと、恐ろしい愛の力で読んでるこちら側を圧倒してきますね…。

以前のエントリから、サイレーンのざっくりとしたあらすじを引用します。

簡単なあらすじのようなもの

武蔵県警機動捜査隊でバディを組む里見 偲と猪熊 夕貴。この二人は仕事の上で相棒なだけではなく、職場には秘密の恋人関係でもある。恋人同士ということが知られれば、確実にどちらかは異動させられてしまう。今の部署は二人の希望である捜査一課目前のポジションであるため、波風を立てずに過ごしたいと考えている。

 

里見と猪熊がある変死体発見現場で出会ったのが、橘カラ。誰もが目を引くようなこの美女が、なぜか二人の周りをうろつきだす。あるときは事件に巻き込まれた被害者として、またあるときはイノ(猪熊)と同じジムの会員として…。いったい、彼女は何が目的なのだろうか。橘カラの存在に引っ掛かりを感じた里見は、個人的に尾行を始めるのだが…さてさて。

(彼の中では)橘カラの自称恋人(という設定)の渡さんが、6巻ではある意味大活躍!へなちょこながらも橘カラを追いかける里見の足を引っ張りまくります。里見軍団の写真をこっそり撮ったり、里見を文字通り抹殺しようとしてみたり。やはり5巻での橘カラとのキス*1で、彼女への忠誠度がさらにアップしてしまったのか。残念ながら、カラからは便利な手駒としか扱われてないのですが。

6巻のもうひとつの見所は、イノに対する橘カラのゆがんだ感情表現ですかね。渡さんの別荘へイノを誘い出して監禁し、まるでモノのように扱ってみせる。イノにかけた手錠をつなぐため壁に金具をとりつけるのだけど、そのための穴をドリルであけてるときの楽しげな表情が恐ろしいですね。背筋がぞわっとする。

本誌での連載はあとちょっとで終了なのが残念ですが、橘カラの謎がどこまで描かれるのか楽しみです。

サイレーン(1)

サイレーン(1)

 

*1:彼はこのキスだけで果ててしまったのでいまだDT