平塚の火事で高崎線沿線(湘南新宿ライン)が遅延していたけれど、上野東京ラインが開通したらどうなっちゃうの
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いやぁ、今朝は本当に参りました。いつもは遅延に備えて早めに家を出ているのですが、所用によりちょっと遅めの電車に乗ったのが運のつき。突然「途中駅でこの電車は運転見合わせとなります」と車内アナウンスが流れ、乗っていた車両から降りるように促されました。
私が乗っていたのは「湘南新宿ライン」の新宿方面行き。いったい何事かとTwitterで「湘南新宿ライン」をキーワードに検索してみれば、どうやら東海道線沿線の茅ヶ崎~平塚駅間で火事があって、その影響で湘南新宿ラインが運休となった模様。乗っていた人々は、埼京線や上野周りの路線を使って目的地に向かう羽目になってしまいました。
「湘南新宿ライン」というのは、新宿を経由し宇都宮線・高崎線と横須賀線・東海道本線を相互直通運転させる路線です。2001年12月1日のダイヤ改正から運行が開始されました。昔は宇都宮線・高崎線は殆ど上野行きだったのですが*1、「湘南新宿ライン」ができたことで都内に出かけるのが便利になりました。開通したときは、新宿まで行くのに赤羽乗換えの手間が省けて嬉しかったな。
「湘南新宿ライン」は、大宮駅 - 新宿駅 - 大船駅間では以下の経路を経由して走ります。
どこかで大幅な遅延や運休が発生したら、真っ先に動かなくなってしまうのが「湘南新宿ライン」。なぜなら、広範囲に渡って直通運転をしている性格上、どこかでダイヤ乱れが起きたらそれを持ち込んでしまうという困った性格をもっているため。湘南新宿ラインをつなぐ路線のどこかでダイヤ乱れが発生したら、問題のルート以外は個別に動かして、ダイヤ乱れの解決を待ちます。そうして本家の路線が復旧したあとに、やっと湘南新宿ラインが動き出すことができるわけです。
3月14日より、「上野東京ライン」が開通します。「上野東京ライン」では宇都宮線・高崎線・常磐線と東海道線を相互直通運転することになります。熱海-前橋、熱海-黒磯、沼津-宇都宮、宇都宮-伊東など、うっかり寝てしまったらどこまで連れて行かれるか恐ろしいですね。片道4時間以上かかるから、さすがにどこかで目が覚めるとは思うけれども。
朝の通勤時間帯における山手線・京浜東北線の上野-東京間のギュウギュウ詰めっぷりが解消されるのは非常に嬉しい。だけど、もしも東海道線に大幅なダイヤ乱れが発生することがあったら。宇都宮線・高崎線は、新宿方面行きも上野方面行きもダイヤ乱れが大変なことになってしまうのかな、というのがちょっと心配です。全部直通運転というわけじゃないから、なんとかなるとは思いたい。ただ、そのときは車両内がものすごく混雑するだろうなぁ。
*1:たまに新宿・池袋行きもあった