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銀座の真ん中に昭和を見つけた。奥野ビル訪問記


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銀座の真ん中に、昭和初期をそのまま残したようなビルがある。名前は奥野ビルという。

よく見ると似たようなビルが左右に並んでいる。それぞれ1932年築の本館、1934年築の新館。❨どっちがどっちなんだろう?❩

かつては高級アパートの「銀座アパートメント」として名を知られたそう。この7階建てのビルには、現在は画廊などが入居している。

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ビルの内部に入ると、時空が歪んだかのような不思議な感覚を味わう。

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ここは2017年で、銀座のはず、なんだけれど。

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通路はちょっと薄暗くて、天井が低い。この閉塞感のある風景のなかでは、何か物語が起きそうな予感がする。

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奥野ビルには銀座最古の手動式エレベーターがある。エレベーターが手動。なにそれ?

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ボタンを押してエレベーターを呼びつけるのは同じ。ドアを自分自身の手で開け閉めするのだ。

こりゃ、楽しそうじゃないの!

7階まで登った階段を一階まで降りて、呼び出しボタンを押す。到着したエレベーターにホクホクしながら乗り込んだところ、スーツケースの女性があわてて向かってきた。閉じようとするドアを押さえると、思わず「よいしょっと」という声が出る。このドア、なかなか重いな?

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エレベーターの注意書き。

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エレベーターの階数表示を並べてみると、微妙にデザインが違うものが混ざっていることに気がつく。なぜか2階だけペタッとしている。7階も他の階とちょっとデザインが違う。

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