日々のこと

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何をやってもダメな時は


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葉亜駄芽大と唱えるに限る。先祖代々続いてきた家をぶっ潰す勢いで唱えるのがポイント。

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この駄芽大講というのは、花輪和一の漫画「刑務所の前」に出てくる新興宗教だ。
 
「刑務所の前」では、二つの話が並行して描かれていく。 
ガンマニアの作者が実銃を手に入れて修復を行い、銃刀法違反で逮捕されるまでの話。そして、中世の鉄砲鍛冶の娘と米問屋の娘「うめ」の話だ。駄芽大講が出てくるのは、もちろん後者の中世風の話の方。
 
駄芽大講は教祖様である保吉っつあんの「だめだ~~~い」というぼやきにも似たため息で締められる。

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すると教祖様のお力により、気分がすっきりするそうだ。

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見ればわかるように「葉亜駄芽大」というのは、単なるおっさんのボヤキである。ダメだダメだと呟きながら歩いていたら、見知らぬおばちゃんに発見されてしまった。そして、気がついたら教祖様として祭り上げられていたという次第だ。

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なんたそれ!とツッコミたくなるけれど、新興宗教ってそういう部分もあるのかもしれないですね…。
 
さて、この駄芽大講、気がついたら別の人にのっとられてた。

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いいのかよ!

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あまりのダメさに、かつての信者も逃げ出すしかない!!
 
ダメだダメだとぼやくのも程々にしないと、周囲から人がいなくなってしまいそう。かといって、やたらポジティブなのもうさんくさい。難しいものだな!

 

刑務所の前 (第1集) (Big comics special)

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