日々のこと

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郷愁を感じるにはまだ早い?私は横浜が好きだった。そして、これからも。


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昨日、横浜に行った。午前中で健康診断が終わったので、ぽっかりと時間が空いたのだ。指を折って数えてみると、横浜を訪れるのは4ヶ月ぶりだった。

転職をきっかけに引っ越して以来、6年ほど横浜市の西区と中区の境目に住んでいた。駅でいうと、京急線日ノ出町と黄金町のあいだくらい。

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横浜での生活は嫌なことも多かった。歩きタバコの多さに閉口したし、朝の通勤時に酔っ払いが道端で寝転んでいるのにも驚いた。不倫カップルが毎週ギャアギャアとケンカをし、とうとう女性のほうが裸足で飛び出してきたのに遭遇したときは「ドラマみたい…」と妙な感動を覚えたものだった。

それでも私はこの街が好きで、文句を言いながらも引越しもせずに長々と居座っていた。何しろ、みなとみらいまで徒歩で行ける。大きい本屋と100均もあるし、おいしい食事どころも多い。アーケードの商店街だってある。住んでいてワクワクする街だった。

 横浜駅から赤い電車に乗り換え、5分。かつて住んでいた家の最寄り駅がある。「ダァシヤリヤス」相変わらずの車掌の口調にクスっと笑ってしまったりして。

駅を出て商店街に向かい、お気に入りの甘味屋に向かう。テイクアウトの豆かんを買って、公園のベンチで食べよう。どうせならかつての自宅前を通ってみるのもいい。

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再び駅を通り過ぎて、以前住んでいたマンションの前まで来た。「あ…。」思わず足が止まっった。薄汚れていた壁が白くペンキで塗りなおされ、赤と紺のアクセントカラーが入っていた。

なんだか、変だ。似合ってないよ。

通りを曲がると、ガレージだったスペースが改装されて、アジア系の雑貨屋に変身していた。うーん、こんな風になっちゃったか。

私はこの街の変わらなさを確かめに来たのかもしれない。だけど、4ヶ月というのは街の姿をじわじわと変えていくのには十分な時間だったみたいだ。

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大通り沿いにあったファミレスは更地になっていた。そのせいで隣のポルノ映画館が強調されてしまい「いいのか…!?」と思わずツッコミを入れてしまう。まあ、駅のすぐそばにストリップ劇場が堂々とあるんですけども。

スタバが入っていたスペースにはドトールが入るみたい。ずっと空き店舗だった場所には中華屋ができている。

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自分の中にあった地図と、現実の風景を使った間違い探しみたいだ。違いを見つければ見つけるほど、自分だけが春の頃に取り残された人間に思えてきた。

「かつて付き合っていた恋人と街でバッタリ再会したような気持ち」ってこういうことをいうのかな。服装の趣味や化粧が微妙に変わっていて、「あの頃のあの子はもういない!」と再確認してしまった、みたいな。

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次にここを訪れるのは何ヶ月後だろう。下手したら年単位で時間が空くかもしれない。その頃には駅前の再開発ビルも完成しているだろう。

そうしたら、この豆かんの味わいも変わっていってしまうのかな。 

f:id:r-taro:20140723203635j:plainいや、電車でたったの90分だ。いつでも来れるよ。

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おまけ

孤独のグルメドラマ版にも出てきた「第一亭」の豚豚豚豚豚看板。後ろにあるオトナのお店は、さすがにテレビにはうつさなかったね。

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