効率的に美人になるには「赤い口紅があればいい」おしゃれ番長野宮真貴による、雰囲気美人への指南書
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すべての女性は目立たないように生きてはなりません。
なんて力強い言葉でしょう。
これは、野宮真貴さま*1の『赤い口紅があればいい いつでもいちばん美人に見えるテクニック』という書籍からの一節。
新しいコスメ・ファッションアイテムを買いに行きたくなるようなウキウキ気分と、「うっ…このままではマズイ…」と己を振り返らずにはいられないような気持ちになる本でした。私もそうだけど「もう若くない」と気がついてしまっている人は、読むと元気が出ます。ふてくされたり、しょんぼりしているのはもったいない。おしゃれをして街にでよう!って。
「この世には美人か美人予備軍しかいない」と言われると気恥ずかしい気持ちもあるけれど、なんだか悪くは、ない。
読み終わったら早速、メイクポーチの中から赤いグロスを取り出してつけてみちゃったりして。そして「グロスなんかでお茶を濁してないで、ちょっとコスメカウンターを覗いてくる…?」なんて考えてしまったり。
そんな風にすっかり影響されてしまいそうになるのは、元ピチカートファイヴのヴィジュアル担当かつおしゃれ番長な野宮真貴さまによる本だからでしょうか。
ピチカート時代のくるくる変わるビジュアルもすてきでしたが、現在56歳でこう、ですよ。うっ、うつくしい…!
自分では「生まれつきのリアル美人ではない自覚がある」と言っているのだから不思議なものです。
ユーモアあふれる語り口にくすっと笑ってしまいつつも、反省文100枚書いて提出せねばいけないような気持ちになりますね。
お嬢さんではなくなった私たちには、ワンマイルウェアはおしゃれどころか、ただのだらしない中年女性にしか見えない可能性が高いので、自宅から0マイルをルールにいたしましょう。ゆるい身体にゆるい服は〝ゆるい〟の相乗効果で、おばさん度が加速します。
SNSでのきれいな写真の取られ方、年を重ねたことで似合わなくなる服、メイク・ヘアスタイルのテクニックなど、現実に即した実用的なアドバイスも参考になります。あと、妙なスピリチュアルネタがないのもいい(芸能人の本って、そっち系にいきがちな人もいるじゃないですか…)
「美しくいること」について迷いがでたら、また読み返してみたい本です。
*1:なんとなく「さま」づけしちゃうよね…