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海外通販で洋服を買ったら「ちょっとお話が」と税関から連絡がありました


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❨この記事は2018/4/6に更新しました❩ 

見知らぬ番号から電話がかかってくるときって、嫌な予感しかしないものです。


「マンション買いませんか」とか「投資に興味がありませんか」とかとか!怪しげな番号からかかってきた場合には番号をネットで検索して、「あー、そういう会社ね」とわかったら着信拒否しちゃってるので、被害という被害はないのですが。

 

だけど「成田からなんですけど…」と留守電に入ってたときには、さすがに飛び上がらんばかりに驚きましたね。

 

 えっ、成田?どういうこと!?


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さて、今から2、3年ほど前の話。

 

イギリスのファッション通販サイトASOSのバーゲンセールで、スカートやカットソーなど数点を購入しました。

セール価格なだけあって、どれも安い安い。「まだ届かないかなー」なんてワクワクしながらトラッキング情報を見ていたら、まさかの税関からの連絡。

 

恐る恐る折り返してみると「イギリスからの荷物に、輸入できないものが含まれている」と。

はて、なんだろうと思ったら「購入したスカートが北朝鮮製」だったそうで。

 

日本では北朝鮮製のものは輸入できないことになっています。

東京税関のお知らせ「北朝鮮に対する措置の継続に伴う取り扱いについて」にもそう書いてあります。

輸入禁止対象貨物
北朝鮮を原産地または船積地域とする全ての貨物
http://www.kanzei.or.jp/tokyo/tokyo_files/pdfs/cus_info/250415.pdf

ちなみに北朝鮮に対する措置は、閣議決定により平成27年4月13日まで延長されているそうです。

→その後、平成31年4月13日まで延長されました。

 

通販サイトに原産国なんてわざわざ書いてないよ!ンモー!!と憤ったところで、ダメなものはダメ。

税関の方の言葉に従い、例のスカートは滅却処分です。

 

滅却処分というのは、この世から跡形もなく消す!(焼却処分)ということです。

通販会社への返品はできません。なぜなら「返品するためには一度国内に入れる必要があるため」だそうです。

 

残りの品物は問題なかったため、該当のスカートだけ抜かれた形で届きました。荷物に貼り付けられた税関告知書にDPRK*1の文字が見えるわ…。

 

処分を行うのもタダってわけではなく、5千円くらいかかったような覚えがあります。費用は配達業者に払い*2、滅却(廃棄)承認申請書という書類にサインをして郵送しました。

 

海外通販は思わぬものが安く手に入って便利なのですが、こういうこともあるのだといい勉強になりました。


なんて澄まして書いてみたりしますが、実際は「私のごせんえんー!!」って思いっきり叫びたい気分になりましたよ…。ちなみに、商品の代金は通販サイトから戻ってきました。

 

これに懲りて「海外通販なんてヤダ!」となるかと思いきや、相変わらずAmazon.comやeBayを使ってたりします。送料含めても、そっちのほうが安い場合があるからなのですが。

 

注文ボタンを押すときに「また税関から電話がかかってきませんように」と祈りをこめているせいか、それ以来無事に荷物が通過しております。

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Amazon.comで購入時にさりげなく含まれているImport Fees Deposit。特に問題がなければ戻ってくるお金なのですが、いったいいつ返金されるのか。気になったので調べてみました。

海外の通販サイトから個人輸入という形で購入しようとしても、日本に配送してもらえない場合があります。そういうときに便利なのが、転送サービスなのです。

Amazonマーケットプレイス経由で通販したときの交換・返品方法について調べてみました。

*1:北朝鮮の略称

*2:うろ覚えだけど、直接税関に払ってないような気がするので