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『しんがり 山一證券 最後の12人』調査報告書とあわせて読むと、さらに面白い


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「昔働いてた会社、今どんな感じかな~」と検索してみたら、どうしようもない理由で倒産していました。

どうやら取引先の不正会計に関与してた疑いが報じられ、主要取引先からの取引停止に繋がり倒産したようです。

おいおい…、と思いつつも「あんな感じなら可能性はなくはないか」と、当時のブラックぶりを思い出したりして。手を染め始めたのは私が退職して数年後だったらしいというのを知り、「それなら私は関係ないな!あー、よかったー!」って心底思いましたね。だって嫌じゃないですか、間接的にもそんなことに関わってたら。

社長はいつから知っていたのか。倒産の際には社員にはどこまで説明したのか。とっくの昔に退職したとはいえ、どうも気になってしまうのは『しんがり 山一證券 最後の12人』のせいかもしれない。

しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+α文庫)

『しんがり 山一證券 最後の12人』は、1997年に廃業した山一証券に最後まで残って本支店の閉鎖処理及び顧客資産返還の精算業務、そして債務隠しの社内調査を行った12名の物語。

山一証券が自主廃業を決めたのは1997年。 総会屋への利益供与問題で、社長をはじめとする8名が逮捕。その後、社内調査を進めると巨額の簿外債務があることが分かる。歴代のトップに隠され続けていたそれは、2,600億円まで膨れ上がっていた…。

しんがり組が全力を尽くして作成した『社内報告書ーいわゆる簿外債務を中心としてー』は、調査委員会の弁護士を勤めた國廣正弁護士事務所のサイトから確認できる。→調査報告書 国広総合法律事務所

第一部第三章の「用語、背景事情など」の項は、当時の証券業界を知る手助けにもなると思う。実際に使われた請求書や「飛ばし」マップのコピーを見ると、体がぞわぞわとする。これは本の中の出来事ではない。

106ページにも渡る資料だけど、小説の補足資料として目を通してみるのも面白いと思う。。