日々のこと

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仕事の手柄を横取りする上司にぷんすかしていたわたし


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部下こそ上司にリーダーシップをとれ 

「うっ、またか」

完成間近の資料を一旦保存して閉じておいたら、いつの間にか上司がちょろっと編集してさらに上の上司に「作りましたー!」と声をかけていた時はポカーンとしたものでした。いくら成果主義の会社だからって、成果物までかすめ取っていかなくても良いだろうよ…。

ほんのささいな出来事も、何度か積み重なればイライラしてしまう。

ンモー!何度もやりやがってー!!

声には出さないけれど、心の奥底に不満がふつふつと湧き上がってくるよ。同僚にも「上司の小間使状態ですよねー」とか言われちゃったりして。くそー、給料上げろー!

「上司 手柄 横取り」で検索してしまうような私が、思わず手に取らざるを得ない本に出会ってしまった。

その本のタイトルがこちら。

部下こそ上司にリーダーシップをとれ

「上司に手柄を横取りされた…」と思って手に取ったはずなのに。この本では、「手柄なんてどんどん上司にあげてしまえよ」という。積むべき経験を積めればいいよ、というスタンスでいるべきだ、と。

えー、あげちゃうの~?上司ばかり評価されて、自分はいいことないんじゃないの?

いやいや。『部下こそ上司にリーダーシップをとれ』に言わせると、そんなことはないんだって。

なぜなら上司自身は、実際に成果をあげているのが「あなた」だと分かっているから、実際にコトを仕掛けているあなたがいないと困る。そうすると、どんどん仕事を任せようということになり、いい仕事が回ってくるようになる。

そして、上司もさらに自分の上司にあなたの評判を伝えるから、巡り巡って得をする。

…ということらしい。

そして、上司が手柄をいつまでも独り占めしようとしていても、周囲の人が見ているから許されないですよ、と。

いやぁ、そんなにうまく世の中はまわるんですかねー?一通り読んでみましたが、正直なところ半信半疑でした。

部下こそ上司にリーダーシップをとれ 

とはいえ、状況を変えてみたいなら、自分が動くしかない。どんどん仕事よこせ、というスタンスでいくことにしました。タスク振られすぎてパンクしない程度に。

そうしたら幅広く仕事を振られるようになって、「これ改善した方がいいんじゃないの…?」という事柄が見えてくるようになるんですね。その改善策とやらも自分の仕事になるから、やったね経験値が増えるよ!

秋頃にわたしの業績評価があるので、その時にいまやっていることについて何かしらのフィードバックがあるでしょう。「数ヶ月後には給料上げてやるからな!」という気持ちで、明日もがんばるぞ…!

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ちなみに

この本は「いまいちぱっとしないムノウな上司の下から這い出でるためには?」というテーマなので、そのような悩みを持つ方にもお勧めです。

著者について

著者は松本利明さん。

日系大手コンサルティング会社、アクセンチュア等を経て、現在は日本人材マネジメント協会 執行役員、HR総合調査研究所 客員研究員をつとめているという方です。