私たちは待てなくなってしまった、のか
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「最近、字が下手になった気がするんだよね」というのは、職場のとあるミーティングのときに上司が言った言葉。
普段パソコンで文字を打つ早さに慣れているから、紙とペンでメモを取るときにも同じくらいの速さでササッと書いてしまうからではないか、というのがその時の結論。
ゆっくりと丁寧にペンを動かせば、それなりの文字が書けるのは分かっている。でも、頭の中で考えたことを直に吐き出したいときには、それはもどかしい。
例えば、仕事でのひらめきを紙に書いて整理したいとき。のんびり書いていたら、何を考えていたか忘れそうでいけない。
そうして速くペンを動かすことに慣れてしまっているから、荷物受け取りのサインをするときとか、書類に住所を書くときなんかにもサーっと文字を書いてしまう。「うっ…もっと丁寧に書けばよかった」と反省する羽目になる。
仕事のときはともかく、日常でペンを持つときには「ゆっくり、ゆっくり、丁寧に」と頭の中で唱えるようにしていこうと思う。
ところで、これが私が普段のメモに使ってるノートとペン。
ブックカバーの中には、文庫サイズのMDノートを入れてある。このノートは万年筆の滑りが良くて、サラサラっと書けてしまう。サーっと書いた文字もライブ感があっていいのだけど、後から見返すような文章はやっぱりきれいな文字で残しておきたいものだなあ。