埼玉県行田市の脱力系パン屋「翠玉堂」に行ってきた
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埼玉県行田市には一風変わったパン屋がある。
節分にコッペパンに煎り大豆をこれでもかと詰め込んだ「節分パン」なるもので話題になったあの店だ。名前は、「翠玉堂」という。
節分パンはショーケースに張り付けた「毒」「葉っぱは有毒」「おなかが痛くなる位の毒」という恐ろしい注意書きをものともせず、見事に売り切れてしまった。意味がわからないでしょう。
12時現在… 一つも売れてません。 pic.twitter.com/xloR1UVThr
— 翠玉堂 (@suigyokudo) 2015, 2月 1
イベントごとだからこんな珍妙なことをやっているのかと思ったら、普段から怪しげなパン屋らしい。
いったいどんなものか気になって、「翠玉堂」に行ってきました。
エキセントリックな張り紙に軽いジャブを食らう
翠玉堂の店舗は昭和4年築、木造2階建ての商家建築。趣のある店舗は、古い建物好きの心をわくわくとさせてくれる。ふと入口を見てみると、何やら張り紙がしてある。
- いつでも窓入口に何か書いてあると思うことなかれ
- モチベーションが下がりますね、春は…
- 僕にはね~見えるんだよ花粉が…見えないの?
- 電球大臣
(電球大臣って何だろう…?)
不思議な張り紙に頭の中がハテナ?となりながらドアをガラガラと引いてみると、店内はいたってふつう。レトロなショーケースに食パンやカンパーニュ、スイーツなどが並べられていた。脱力系張り紙の作者らしき店主は、シャイだけどいい人そうな雰囲気だった。(それぞれのパンの説明もしてくれるそうです)
すでにおなかがいっぱいだったので、お土産セットとラスクを購入。
翠玉堂を出て振り返ってみると、風でたなびいていた暖簾が戻っていた。これは店主の似顔絵かな。似てる似てる。
翠玉堂の最寄り駅
翠玉堂の最寄り駅は、秩父鉄道行田市駅です。JR線の行田駅ではないので、ご注意を。JR熊谷駅から秩父線に乗り換えて2駅目です。秩父鉄道は30分に1本くらいしかないので、乗り換え案内をしっかり確認してから出かけましょう。
時刻表を確認してから出かけたのに、JR線が遅延したため駅のホームで秩父線を30分ほど待つ羽目になったのが本日の私です。
行田市駅から翠玉堂までは、徒歩10分程度。
翠玉堂で買ってきたおやつを食す
翠玉堂で購入したのがこちら。「ブリオッシュシナモンロール・パネトーネ・メロンパンの皮的なもの」はお土産セットということで、3つで500円でした。ラスクが粉々になっているのは、私が適当に持ち歩いたせいですね…。
まずは「メロンパンの皮的なもの」を食べてみます。*1
ヤマザキが売り出したあのメロンパンの皮に比べると上品な味わい。甘さがしつこくなく、あっさりとしています。
そして、ラスク。適度な塩気とローズマリーがきいていて、これはいい酒のつまみになりそう。甘くないラスクもいいものですね。
残りのパネトーネとシナモンロールはまたあとで。
翠玉堂の案内
品物を購入した時に、合わせてこちらのチラシ(?)もいただきました。店舗入口の張り紙以上にフリーダムだ。
中を開くと、店内のパン配置図。いろいろつらそうだ。唐突な「もつ煮はありません。」に心がなごむ。
裏面は地図。行田市駅前から延びる道路をまっすぐ進むとやがて大きな道路(国道125号)に出るので、そこを曲がればすぐです。電波を受信できなくても迷うことはないでしょう。
翠玉堂に行こう
インパクトありすぎる張り紙とチラシに「ネタ的な店なのか…?」と思ってしまうけれど、実際の商品はどれも実力派だ。南部小麦100%、ゲランドの塩、てんさい糖、ホシノ天然酵母など材料にもこだわっている。そして、きっちりおいしい。
パンをわざわざ買いに来るにはちょっと大変かもしれないけれど、近くまで来た際には寄ってみても損はないと思います。
翠玉堂
- 住所:埼玉県行田市行田5-7
- 最寄り駅:秩父鉄道 行田市駅
- 営業時間:11:00~19:00(売り切れ次第終了)
- 定休日:月曜日~水曜日
- 公式Twitter:翠玉堂 (@suigyokudo) | Twitter
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閑居は翠玉堂からあるいて5分くらいの場所にある古民家カフェです。
*1:奥にあるのは熊谷の駅ビルで買ったダイエットドクターペッパー。好きなんです。