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伝えたいことをまっすぐに相手に伝わる表現方法とは?『アサーショントレーニング 自分らしい感情表現』を読みました


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「伝えたいことをまっすぐに相手に伝わるように話すには?」ということに悩むことが多いです。つまりは「こんなことを言うんじゃなかったな」と後からクヨクヨしがちなのです。まぁ、そんなクヨってても何も解決しないよね!とさっさと切り替えることにしているのだけど、また同じことを繰り返してしまうのは我ながらアホだなー、と思っています。

コミュニケーションに関する書籍をいくつか手に取って見た結果、「アサーション・トレーニングに挑戦してみるのが良さそうだ」ということに気が付きました。アサーション・トレーニングというのは、相手と自分を大切にした自己表現を身に着けるトレーニングです。
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photo by AnyaLogic

今回読んだのは、『アサーション・トレーニング 自分らしい感情表現―ラクに気持ちを伝えるために』。

一通り目を通してみたところ、今の自分の問題点や改善点がいくつも見えてきました。自分の意見を率直に正直に言う、アサーティブな表現と対極に位置する「非主張的-攻撃的」な物言いになってしまうことが結構あるなぁと。

気に入らないことがあるとき、嫌味とか皮肉の一つは言いたくなるでしょ。でも、言う方は多少は気が晴れるかもしれないけれど、言われたほうは嫌な気持ちになるだけ。そうすると、結果的にはプラスになっていません。言ったほうも後から「もうちょっと別の言い方しておけばよかったな」なんて思ったりするでしょうし…(私のことです)。

アサーティブな表現に必要なのは、「私はこう思う」と「だからこうしてほしい」。この二つをセットで言うことを心掛けよう!

怒っているときこそ冷静に

ちなみに、「怒り」と「攻撃的な言い方」というのは分けて考えるというのもなるほど、と思った。「怒り」という気持ちは持っていい。それは無理に打ち消すことはない。だけど怒鳴っても相手が委縮するだけで、真意は伝わりにくいよね。怒鳴られたほうは「怒鳴った」ということに意識が向いてしまうから。言い方が冷静な方が、怒られているという事実がしっかり伝わって「これは反省しないといけないな」と、しっかり考えるようになる。

自分に置き換えて考えてみよう

アサーショントレーニング 自分らしい感情表現』の各項目ごとにアサーティブな表現をするための具体的なポイント、エクササイズが用意されている。自分ならどうするか?と考えてみると、いざというときにアサーティブな言い方ができるようになるのではないでしょうか。

心に残った言葉

ほめてもらったときは、素直にそれを受け入れましょう。ほめ言葉で受け取ることが厚かましいとか、傲慢だと思うことはやめましょう。相手がよいところを発見してくれたことに、感謝するのです。

ほめられても「いやいやそんなことないから」って否定してしまうのは、良くあることだと思います。でも!あえて!!そこに乗っかってみる。ストレートに「ありがとう」って言ったほうが、お互い気持ちいい時間を過ごせるかもしれない。

相手を操作したり、コントロールしないで要求することは、自分と相手の権利を尊重し、相手の権利を侵さないという姿勢です。

「あなたのためなんだから!」というのは、結局自分のためなわけで。要求したいことがあるなら、思いやりを持ちつつもストレートに言ったほうが早いよね。

関連書籍

今回取り上げた書籍

アサーティブな感情表現について、漫画で解説している書籍もあります。ざっくりと理解したい方向け。

以上、「伝えたいことをまっすぐに相手に伝わる表現方法とは?『アサーショントレーニング 自分らしい感情表現』を読みました」でした。