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『さよならミニスカート 』(牧野あおい)一巻感想。先の読めないストーリーに目が離せない


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「この連載は、何があろうと、続けていきます」というりぼん編集長による"異例"の声明文から興味をひかれて手に取った『さよならミニスカート』。控えめに言って最高でしたね……!

りぼんコミックス?低年齢向け少女マンガでしょ?なんて思ってたら、見事に裏切られるから。

このまんがに無関心な女子はいても無関係な女子はいない。男女関係なくすべての人に読んでもらいたい作品です。

さよならミニスカート 1 (りぼんマスコットコミックス)

目次

『さよならミニスカート』ってどんな話?

主人公は学校で唯一スラックスを履いて登校する女子生徒の「神山仁那」。

人とは一定距離を保ち、誰も寄せ付けないような彼女ですが、実は半年前までアイドルグループの不動のセンターだったのです。
握手会でファンから刃を向けられたことで心と体に深い傷を負い、アイドルを引退したという過去を持っていたのでした。

『さよならミニスカート』では現代の性問題を中心として、被害者女性の考え方、周囲の反応、様々な女性の考え方などがリアルに表現されています。

今までなかったことにされてきたこと、見てみぬふりをしてきたできごとや感情が可視化されていて、激しく心が揺さぶられました。

連載媒体がりぼんということもあって少女マンガらしくかわいらしい絵柄ですが、リアルな話にも違和感なく溶け込んでいます。

先が気になるシリアスなストーリー

りぼんらしく恋愛要素も絡んできて、「元アイドルとそれを救うヒーローの話なのかな?」と思いきや、途中からサスペンス風味も混ざってくるという。

特に二話のラスト三ページ。ぞわっとした。

握手会で切りつけた犯人はもしかして?
本当に◯◯◯◯はいるの?

二話のラストから話が急展開。一体どういうことなんだ、目が離せない。 仁那の正体に気がついた同級生の反応も気になるところ。早く続きが読みたい……!

単行本に収録されている三話を最後まで読むと、

君にそれ以上近づかなければよかった
そうすれば
君を失わずに済んだのに

という言葉がいろんな意味に取れてモヤモヤしますね!?

まずは試し読みをしてみて!

「少女マンガでしょ」と安易に避ける前に、まずはサンプルから試し読みして欲しい。 例えば、下記のKindleのリンクの遷移先から「無料サンプルを送信」ボタンクリックで読めます。