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コミュ障をこじらせた私の特効薬となるか?『人見知りが治るノート (反田 克彦)』を読みました


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わたしは自己評価・自己肯定感が非常に低い。そのせいなのか人に頼みごとをするというのが苦手で、手間がかかっても自分でやったほうがマシくらいの気持ちがあります。

たとえば窓のすぐ横にいる人に「そこの窓を開けて」とお願いするより、自分で窓まで行って開けるほうがよっぽど気が楽というか。外から見てると「遠回りしてるなぁ」みたいな気持ちになるようですが。

なぜそうなるかというと「私ごときのために他人の貴重な時間を奪うのは申し訳なさすぎる…」というなんだかよく分からない思い込みに支配されてるからなんです。

 と、いうことを『人見知りが治るノート』を読んで気がつきました。

コンサルタントや弁護士さんに相談する場合に相談料が必要なように、タダで話をするのは悪いことのように感じるのです。 これが、自己評価が低いということです。

そう、これこれ。なぜか自分がクズってことにだけ妙な自信がある。他のことは「私ごときが…!」みたいな感じなのに。でもって「話しかけんな」オーラをまとい、逃げ回るという情けない状態に陥るという…。

そう、人見知りの人は自己評価が低いんです。なので、自己評価が高くなるイコール人見知りが改善される、ということにもなります。

では、自己評価を高めるにはどうしたらいいか。

自己評価を高めるためには、あなたのなかにある、現実とは異なる考えを見つけて訂正し、それに基づいて行動することです

自己評価が低いのは、いわゆる「認知のゆがみ」というやつのせいだというわけだ。あらゆるものをマイナス方向に決め付けて、自分を自分で追い込んでしまう。その結果ストレスがたまってドカーン!

 

そうならないためには、自分の思い込みを現実的な考えに修正し、それに基づいて行動すべき。その結果成功体験を得ることで、自己評価が高まると本書には書いてあります。

人間関係でつきまとう不安感や誤った考えは、現実と比べてポジティブすぎずネガティブすぎない受け取り方に変える、と。そうは言ってもなかなかねぇ。…と、うだうだいう人(わたしだ)のために、『人見知りが治るノート』では自己評価アップのためのレッスンを紹介しています。

レッスンの詳しい内容は割愛しますが、基本的には「自分を客観的に見る」ということをします。ネガティブな考えに陥ったときは、自分で自分に問いかける、とか。そして自分を客観的に見られるようになったら、小さな成功体験を積んで自己肯定感を持てるようにします。

 

千里の道も一歩から。頑張ってみます。

 

『人見知りが治るノート』で非常に腑に落ちたのが、初対面より2回目の方が不安になる理由について。

対人関係において、初対面の時より2度目に会う時のほうが不安になるという人がいます。ただ1度会うだけの関係なら表面的な会話だけでも済みますが、何度もあっていると段々と自分の弱点も出てきます。そうするとそれまで隠していた自分の化けの皮が剥がれそうで不安になるのです。

言語化できなかったあの気持ちはそういうことだったのか。

人見知りが治るノート

人見知りが治るノート

 

 

トピック「自己肯定」について

 

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