カメラを持って上野屈指の撮影スポット、アメ横を歩く。
特に目的のない散歩のときは、カメラを持って出かける。 カメラを持っていると「なんとなく歩いているだけ」じゃなくなる気がする。外出に言い訳が立つように思える。
というわけで、カメラを持って何となく上野駅からアメ横へ歩いてきました。
アメ横はジャンクな感じがいいですね。上野の中でも、楽しい撮影スポットなんじゃないかなあ。
アメ横を歩く
アメ横ならではの胡散臭い感じもいいのですが。
個人的に惹かれるのは、小さな通りの風景。
お店とお店の間とか。
頭上にはごちゃっとしたケーブル。アジア感ある。
アメ横は「いい撮影スポットを探すぞ!」と気合いを入れても歩くよりも、ゆるっと面白いもの探しをするくらいの気持ちの方がイイものに出会えそう。
アメ横をうろうろしていると、写りこみが混雑している場所を発見した。
階段が写りこんだ鏡張りの天井が透けるガラスに、山手線が写りこんでいる、という。何が本物で、何が偽物なのか。混乱する。
上野公園から眺めるスカイツリー
適当に撮ったので位置がずれてますが……。 OLYMPUSのカメラについている「アートフィルタ」を使って撮ってみたスカイツリー。
同じモチーフでも、フィルタが違えば雰囲気も変わる。
撮影の〆はクリームソーダで。
クリームソーダを見ると、夏だなーって思う。
クリームソーダの写真集といっても過言でない、こちらの本が気になってるんですよね。
宝石みたいに美しいクリームソーダを堪能できる……最高……。
実際に行けるお店が紹介されているというのも強い。
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カメラを持ってぶらぶら散歩。有楽町から銀座、京橋まで。
品川港南口方面へ。日曜日のオフィス街の静かさが好きです。
東京駅はいつ訪れても写真映えしますよね。
『われら』感想。エヴゲーニイ・ザミャーチンによる長編ディストピア小説
ディストピア小説の古典『われら』を読んだ。
以前から気になっていたのだけど、岩波版がしばらく絶版だったんですよね。ふと検索してみたら、講談社版が出ていたのを発見して購入。
人間を罪から救い出す唯一の手段は、人間を自由から救い出してやることである。
『われら』は、全体主義国家の暗黒時代を描いたディストピア小説の先駆け。トランプ政権設立で突然人気が出た『1984』が出版される30年前に、ソ連の作家エヴゲーニイ・ザミャーチンによって書かれている。
目次
『われら』のあらすじ
宇宙船インテグラルの製作担当官D-503が暮らすのは、「緑の壁」におおわれた「単一国家」。
鉄道の時刻表さながらの「時間律法表」に沿って住民はスケジュールをこなし、生殖行為ですら国家に規制されている。
謎めいた女性I-330に出会うまでは、そんな生活に疑問を持たずに過ごしていたD-503だったが……。
管理社会にグッとくる(自分が過ごすのは嫌だけど)
この小説で素晴らしいのは「単一国」の様子。
名前を持たず、記号で呼ばれる人々。全面ガラス張りの建物。すべてが無機質で数値としてあらわすことができるような世界が描きだされている。
この小説は独白形式の手記として進んでいくため、最初のうちは読みにくいように感じられた。
「単一国」で使われる用語が何の説明もなしに出てくるから、そこに引っかかってしまうとページをめくる手が止まってしまうのではないかと思う。
最初は分からなくてもいい。「そういうものがあるらしい」くらいの気持ちで十分。手記が進むにつれ「単一国」の輪郭がはっきりとしてくる。
何もかもが人工的な世界での寂寥感に浸ることができるようになれば、しめたものだ。
ちなみに、Wikipediaの『われら』のページはネタバレしているから、読み終わるまで見ない方がいい。
こんな人におすすめ
伊藤計劃のいうところの「管理社会フェチ」の方にはおすすめ。
「管理社会フェチ」はファッショを含む「人間の尊厳」剥奪系ディストピア全般に対する萌えであると言える。町中に指導者の顔がたくさん貼られていたり、独裁政党のマーク(記号)がありとあらゆる場所に描かれていたり、やたらめったら同じ旗が濫立していたりすることに興奮をおぼえる。
伊藤計劃:第弐位相
心の中に、あえて暗い影を落とすことに安らぎを覚える人は『われら』を手に取ってみましょう。
わざわざ陰鬱な気分になりたくないという人はやめておきましょう。
『われら』の時代
この小説は当時のソビエト連邦(ソ連)を参考に1920年から翌年に書かれたのだという。(1922年にソビエト連邦設立)
ソ連では発表できず1927年にチェコで出版。ソ連ではペレストロイカ後の1988年になってやっと出版できた、というバックグラウンドも含めてグッとくる。ザミャーチンはソ連での出版の51年前にパリで客死しています。
2018年6月台湾駆け足旅行記、3日目。
台湾旅行三日目です。
お土産にからすみとパイナップルケーキというベタなものを買って帰国!
成田空港の入国審査が便利になっててびっくり。
そんな台湾三日目でした。
台湾旅行一日目の記事はこちら。
2018年6月台湾駆け足旅行記、1日目。 - 日々のこと
二日目の記事はこちら。
2018年6月台湾駆け足旅行記、2日目。 - 日々のこと
目次
3日目 朝❨迪化街へ❩
台湾最後の朝は、7時半ごろに目が覚めた。 旅先では早起きをしたいと思いながらも、思ったより寝てしまうのは疲れがたまっているのだろうか?
朝食を探しがてらに、台北の問屋街として有名な迪化街へ向かう。たぶんホテルから15分もあれば着くでしょう。
何を食べようか……と考えて、考えたものの、朝からあまり重いものは入らない。まだ逆流性食道炎を引きずってますからね。
しらばらく歩いているとサンドウィッチを売っている店をポツポツと見かけた。
うーん、台北まで来てサンドウィッチもなぁ。
でも、ちょうどいいボリュームなのでは?と納得して、アーケードにあるファストフード店に腰を落ち着けることにした。
後から知ったのだけど、三明治(サンドウィッチ)も台湾の朝ごはんとしてポピュラーなメニューみたい。
なんとなく入ったのは、アンパンマンにそっくりな看板が目印の「呷尚宝(JSP)」。
台湾全土で展開しているチェーン店、らしい。らしいというのは日本に帰ってから「あの偽アンパンマンはなんだったんだろう」と思って調べたから。
レジ前に並んでたサンドウィッチをつかんでレジに並び、ミルクティーを注文する。
食べていくのか持ち帰りかを問われるので、ここで食べるとジェスチャー交じりで答える。
すると、アーケードの通路にあるテーブルで待つよう店員さんに誘導されるのでそのようにする。地元民の幼稚園児くらいの女の子とその母親らしき人と相席。一生懸命に宿題❨?❩に取り掛かる姿がかわいらしい。
朝ごはんを済ませた後に、からすみ専門店の永久號(えいきゅうごう)へ。 からすみを買うならここ、とよく名前を聞くお店ですよね。
店内にはおじさんひとり。店頭には何も並んでないぞ……?
不安になって「もうやってますか?」とたずねたら、「大きいのと小さいのどっちがいい?」と冷凍庫からテーブルに並べてくれた。
どうやら品物は外には出していないみたい。
大は800元、小は600元。どうせなら大きい方を買おう。
通りかかった店で、みっしりと袋に詰まったドライマンゴーを購入。帰りの飛行機で荷物の重量がギリギリだったのは、間違いなくこやつが原因の一つ。
迪化街は古い建物が格好いいですね。
外に出たついでに、めちゃくちゃおいしいというパイナップルケーキを買いに行ってきた。賞味期限は短めだけどパッケージがかわいいので、すぐに渡せるならお土産にもいいと思う。
ちょうど通勤・通学の時間帯だったのか、原付の集団に遭遇。このくらい集まると、だいぶ賑やかな音がしますね。
この街中にずらっと並んでる原付は何なんだろう。
レンタル原付屋さん?路駐してるだけ?
3日目 昼❨チェックアウト❩
買い物を済ませたら、一旦ホテルに帰って荷物の整理。11時半ごろにチェックアウト。
桃園國際機場行きのMRTに乗るため、桃園機場捷運 台北駅へ。
2017年に開業したばかりとあって、改めて見るとピッカピカの駅舎ですね。 誰も歩いていないのが気になるが……。 ロッカーがあるのは便利ですね。ホテルのチェックイン前、チェックイン後に使いたい。
おつかいがあったので、気持ち早めに台北市内を出発。
お土産に「サニーヒルズ(SunnyHills、微熱山丘)」のパイナップルケーキを桃園空港で買うのだ。
桃園国際空港第2ターミナルの2階にお店があるということまでつかんでいる。営業時間は7時から20時。
気合を入れて、MRTを第2ターミナル駅で降りて、そのまま2階へあがる。
果たしてサニーヒルズ空港店はというと、カウンターのみのコンパクトなお店だった。
ひと箱欲しいと告げると、机に積んである中から一つ渡してくれる。並ぶことを覚悟していたのだけど、一瞬で買い物は終わってしまった……。
売っているものの種類が少ないし、買うものが決まっている人が来るから回転が良いんだろうな。
私が乗るタイガーエアは第1ターミナルから飛び立つ。
いつまでも第2ターミナルにいても仕方ないので、第1ターミナルに移動。 中途半端に時間がある。時間をつぶそうとフードコートを覗いてみたら、見事に満席。お昼時だものね。
喉も渇いているし、とりあえず…と間を持たせるためにタピオカミルクティーを注文し、到着口側のソファーでしばし休憩。
レンタルしたwifiも、ついでに返却ポストに放り込んでおいた。
搭乗口がはじっこなのも、LCCのさだめ …… pic.twitter.com/paF02EfLTX
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月11日
3日目夜❨成田❩
成田空港が便利になってました。
成田着いた。入国審査の顔写真ゲートは便利でいいなー。パスポートをスキャン用の台に置いて、写真撮れば入国できるの。待ち時間も全然ない。ただ、入国スタンプ押してもらえないけど。
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月11日
ICカード入りのパスポート限定だけど、30秒くらいで入国審査が完了する。
振り返り
天気が読めなかったばかりに、花蓮に一瞬しかいられなかったのが残念。
羽田発早朝便を使うと「松山→花蓮」の朝便に間に合わないけれど、花蓮から松山へ戻るときには飛行機を使ってもいい。
次回行くなら、2泊すべきだな。一つの都市をじっくり見てまわりたい。
とかいいつつも、台北(桃園)深夜着→バスで台湾南部へ→帰りは高雄から成田へ……なんてプランも考えてたりもするんですけどもね。
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台湾旅行1日目。
眠れぬ平和島での前泊、猫村での癒しのひととき、花蓮でグルメを楽しむ、などです。
はじめて台湾に行ったときの記事まとめ。 九フンで一泊、台北で一泊。
あまり移動はせず、街歩きメインで楽しみました。
2018年6月台湾駆け足旅行記、2日目。
2018年6月の台湾旅行2日目。花蓮の朝市をぶらつき、あっという間に台北に戻る。夜市グルメを満喫するものの、雨降りで夜の散歩はできず……といった内容です。
前日の記事はこちら。
2018年6月台湾駆け足旅行記、1日目。 - 日々のこと
では、どうぞ!
目次
2日目午前❨花蓮朝市❩
夜市があるなら、朝市があってもいいんじゃないの?
Googleに問いかけてみると、重慶路という通り沿いで朝市が開かれているという。おっ、もしかしたら朝ご飯が食べられるかな?
地図を見てみると、民宿から歩いていけそう。カメラと財布、スマホを持って、サンダル履きでペタペタと向かう。
雨季の台湾は、朝から空気がじっとりと重い。はたして湿度は何パーセントなのか。Googleで検索してみると、80%らしい。
雨が降ってもいないのに、80%か。そんな世界もあるものなんだなあ……。
花蓮の住宅街は静かだ。 おっ、この窓枠かわいいじゃないの……!なんて写真を撮ってても怪しまれない。よかった。❨写真は下の記事にまとめています❩
遭遇した人の数よりも、野良犬の数のほうが多かったかも。
これは自ら散歩に出る犬です。
こっちは背中が痒いのを何とかしようとする犬。
小道から大通りに出ると、急激に賑やかになった。ここが重慶路だ。原付の群れがびゅんびゅんと走ってくる。
花蓮の朝市の様子はこちらにまとめています。
朝市を覗いた後は、再び民宿へ。
たった小一時間ほどの外出で洋服がびっしょりと濡れている。湿度80%すごい。
わずかな時間だけでも……と、チェックインまで洋服を乾かしていた。
民宿から出た後は、歩いて花蓮の街中に向かう。
メインストリート沿いのドリンクスタンドで購入した木瓜牛乳がおいしかった。
適当に入ったのでお店の名前は覚えてなかったのだけど、後から調べてみたら「Mio 米奧咖啡」というチェーン店でした。思い立ったらどこでもおいしいフレッシュフルーツジュースが飲める台湾、最強じゃないですか?
バスの時間までちょっと間があったので、花蓮文化創意産業区をぶらつく。
花蓮文化創意産業区というのは何かというと、元酒工場をリニューアルしたショッピングスポットなのですね。
写真映えする場所として有名なのか、建物前で自撮りをする人たちが次々に現れた。
バス停に戻ると、目の前の建物から男性が出てきた。
「日本人ですか?」
日本語だ。
駅までのバスを待っていると告げると、「えーと、次は11時51分ですね」と一緒に時刻表を見てくれた。
ちょっとした優しさがうれしい。
でもごめんね、待ちきれなくてタクシー乗っちゃった。
2日目午後❨再び台北へ❩
花蓮駅はリニューアル工事中のようだったので、これから花蓮に行く方はもしかしたらきれいな駅舎が見られるかもしれないですね。
駅前でジャイアントのお店を発見。ここで自転車も借りられるようです。
花蓮駅から街の中心部まで離れているから、自転車があると色々見てまわるのに便利そうだなー。
2週間前に台湾鉄道の切符を予約しようとしたところ、12時台の列車しか空いてなかった。
本当は15時台とか16時台くらいの電車に乗りたかったんだけど。花蓮-台北間のチケットは、狙っている人も多いのかもしれない。 まぁでも、雷を伴う大雨の予報だったし、台北にさっさと戻ってしまってもいいよね。
と、あきらめていたのだけど。
雨降らないやんけ……。
これなら夜のフライトで花蓮から台北松山空港に飛ぶ、でもよかったかもしれない。
というか、そっちのがよかったよなー。いくら街ぶらぶらの旅でも時間が足りな過ぎた。
駅前のセブンイレブンで購入したおにぎらずと、お茶を持って乗車。
車窓から見える風景は、霧で煙っていた。
Amazon Prime Videoからダウンロードしておいた動画を見ていたら台北に到着。
ふと気がついてしまったんですけど、自強号の方がLCCより足元広いよね。なんてことだ。
これは台湾観光局のゆるキャラ、Oh! Bear(臺灣喔熊)。かわいいな、こいつ……。
2日目夜
台北駅からぶらぶら歩いて寧夏夜市方面へ向かう。今日の宿は夜市の目の前だ。
荷物を置いてホテルを出ると、雨がぱらついていたので傘をとりにいったん戻った。
結果的にザバザバ降ってきたので、傘を持ってきて正解だった。
さて、寧夏夜市をどう歩くか。
屋台が出ている方向へ歩いていくと、10人ほどの行列ができている店を見つけた。どうやら人気の牡蠣オムレツの店舗らしい。
さっそく自分も列に加わってみる。
店を出ると、雨の強さが増してきた。傘と傘の合間を縫って屋台のある通りを歩く。
何も買わないのもつまらないので、海鮮入りの揚げ物とスイカジュースを購入。
大雨で客が少ないせいか、スイカジュースは半額にまけてもらえた。
セブンイレブンで水を購入するついでに、ウーロン茶味の煮卵を入手。
ウーロン茶味の煮卵は、日本でのおでんのようにレジ前で圧倒的な存在感を放っている。
むかしむかし10年以上前の話。
職場でしょっちゅう台湾出張に行く同僚から「台湾ではウーロン茶味の煮卵が売っている」と聞いて、ためしに自宅で作ってみたことを思い出した。
茶葉を適当に入れて卵と煮込む。
卵の殻も茶色になったけれど、鍋もしっかりと茶色に染まって洗うのに難儀した。
サンダル履きの足元をびちゃびちゃに濡らしながら、ホテルに帰還。
買ってきた海鮮入りの揚げ物、スイカジュース、ウーロン茶味の煮卵を平らげる。
海鮮入りの揚げ物がおいしかった。サクサクとした衣に、牡蠣とエビが入っている。甘辛いソースもあっていた。また食べたい。
スイカジュースが、しっかりとスイカの味がするのにも驚いた。スイカは水っぽくて、あまり味がしないようなイメージがあったから。
ウーロン茶味の煮卵は、見た目に反して癖のない煮卵だった。お酒のつまみにいいんじゃないのかな。内臓の調子がいまいちなので、ここ1か月半くらいノンアルコールな生活だけど……。
ホテルから地下鉄の駅が離れていることもあり、この雨では出かけようがない。
写真の整理をしたり、ベッドに寝転がりながらだらだらとタブレットで漫画を読んだりしつつ2日目の夜が終わった。
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2018年6月台湾駆け足旅行記、1日目。
2018年6月初旬に台湾へ行ってきました!
初日は朝に桃園着、そこから猴硐猫村で猫を愛でる。そして、電車で台湾東部の花蓮へという駆け足スケジュールでした。
次回はもっと余裕のあるスケジュールを組もう。
では、以下からどうぞ。
目次
うっかりチケット購入
そもそもなぜ台湾に行こうと思ったのかというと、魔がさしたとしか言えない。
LCCのセール情報検索。それは私の趣味のうちのひとつ。
「LCC セール」でTwitterを検索して、セール情報のリンクから「こんなに安くチケットが取れるのか……フム」と眺めてタブを閉じる、というものなんですけども。
ある日タブを閉じずに「ちょっと予約画面を進めてみるか」となんとなく入力を進めてみたら、チケットが取れてしまった。
LCCの出発は変な日程だ。
朝5:00羽田発、夜18:50成田着。
帰りが羽田のほうが楽なんだけどな。
出発前夜
出発まで平和島温泉で仮眠。深夜早朝便向けに、空港までのバスが1時間おきに出ているのだ。
22時には女性用雑魚寝部屋に引っ込んだのだけど、まったく寝付けず。
いびきをかくほどぐっすり寝ている人もいるというのに……。
1時間くらいうとうとして、3時発の空港行きバスに乗り込んだ。
空港でチェックイン後は、まっすぐ出国ゲートへ向かう。
時間が時間なので、あっという間に手続き完了。
国際線ターミナルの果ての方にある搭乗口に向かい、寝不足を補おうとソファーに寝ころびながら案内を待つことにした。
1日目朝❨台湾到着❩
搭乗案内は定刻通り。LCCに乗り込む。ラッキーなことに座ったのは飛行機前寄り。3列の席の窓側。
真ん中は空席だったので、LCCの割には狭く感じなかった。
ウトウトしていたら、予定時刻より30分早い7:00に桃園空港に到着。
飛行機の窓から見た台湾😉 pic.twitter.com/ciiuMGKzzS
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月15日
お、これはよいですな……!と小さく喜んでいたら、「地上での準備作業のため」と7:30までその場で飛行機ごと待機となった。
なんだそれ。
LCCらしく空港の端っこの陣地を与えられていたようで、バスやタラップ車の用意ができていなかったのだと思う。
到着フロアで現金の両替・Wifiのレンタルを済ませて、MRTで台北に向かう。
2017年2月にできたばっかりだという、MRT桃園機場線に乗るのは初めて。
窓の外は、緑でいっぱいの景色からビルが立ち並ぶ風景へと変化していく。ビルの色の形も日本のそれとはまた違う。
あぁ、海外に来たな、と思う。
桃園空港👉台北のMRT車窓から。❨音が出ます❩#台湾 pic.twitter.com/ZFCwyK70FH
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月14日
MRT台北駅到着後、頭上の案内に従って台湾鉄道台北駅に進んでいく。
台鉄の改札脇で予約していたチケットを往復分発行。
お腹が空いていたことに気が付いたので、セブンイレブンでおにぎり一つ購入。
駅弁を購入してもよかったのだけど、逆流性胃腸炎の症状が出たり引っ込んだりしている今日この頃なので朝からヘビーなものを食べる気にはならなかったのだ……。
一日目昼❨猴硐❩
初日は猫がたくさんいる猴硐猫村に行く。
「台北から出る区間車に乗ればまぁ間違いないでしょ」とちょうど来ていた区間車に乗車。
ふと「これでいいんだっけ?」と思って手元のスマホで調べてみたらびっくりした。
この電車、猴硐に行かないわ……。
台北から出ている区間車は八堵駅で途中分岐して、縦貫線と宜蘭線に分かれる。
猴硐に向かうのは宜蘭線。私が乗っていたのは縦貫線。
例えるなら、「熊谷に行こうと思って湘南新宿ラインに乗ったら、実は宇都宮行でした(高崎線系の湘南新宿ラインに乗るべきだった)みたいな感じ。
途中の七堵駅でいったん降りて、猴硐方面に行く電車に乗り換える。
ふう、危ない危ない。
猴硐駅に着いたら重いバックパックを預けよう。
駅の荷物預かり所に向かうと、カーテンが閉められたドアは固く閉ざされていた。
切符売り場の人に「荷物預けたいんですけど」という中国語力はない。
あー、もう仕方ない。荷物を背負ったまま猫の写真を撮るか!
↓というわけで、バックパックを背負ったまま猫を追い求めた。
暑かったー!
一日目夕方❨花蓮へ❩
今夜の宿は花蓮に取ってある。
花蓮までは、あらかじめ予約しておいた自強号に乗って2時間。
街の中心部近くにある宿まではタクシーで10分ほど。タクシー代は150元だった。
さて、民宿にチェックイン……と思ったらドアが開いてない……。
泊まる予定の民宿に来たらドアしまってるんだけど……
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月9日
うーん、ドアの前で待ってるのも不審者感あるよね。
Booking.com経由で1時間後に到着することを連絡し、花蓮のメインストリートに向かうことにした。
気分転換に花蓮名物というワンタンを食べようじゃないか。
お腹いっぱいになったあと民宿に戻ると、担当の青年が迎えてくれた。
さっさとチェックインして部屋に行くかと思ったら。
彼に「English or Chinese?」と尋ねられ「い、いんぐりっしゅ……」と答えたら、英語で花蓮の紹介が始まった……!
残念ながら、言いたいことがあっても英語がスっと出てくるような頭の作りではない。
途中から返答することをあきらめてGoogle翻訳で会話することにした。
ワンタン食べて宿に戻ったら、民宿の人がいた
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月9日
いたはいいけれど、英語で会話をするイベントが発生し、私困る
言いたいことが英語でスッと出てこない。死んだ。
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月9日
途中からGoogle 翻訳で会話してたわ
— りさ (@risa_hmm) 2018年6月9日
すると、「あなたは英語も中国語もできないから、バスに乗ってちゃんと駅まで帰れるか心配です」と言われてしまった。確かにそうね。
(結果的に流しのタクシーを捕まえて駅まで戻れました)
無事部屋に入ると、寝不足だったこともあって2時間半ほどスコーンと寝てしまった。
このままでは、花蓮1日目はワンタン食べただけで1日が終わってしまう……。
一日目夜❨花蓮の街中へ❩
日が落ちて、明かりが灯った花蓮の街。
雨のメインストリートを進み、有名なかき氷店に行ってみることにした。
かき氷を食べただけで宿に帰るのもつまらない。メインストリートを冷かしてみることにした。
都内にも進出しているドリンクバー一芳でフルーツティーを飲んでみたり。 下に沈んでるフルーツの扱いに困ったけれど、甘すぎず爽やかでおいしかった。
なぜかちびまる子ちゃんとコラボってたけど、台湾でもちびまる子ちゃんはポピュラーなコンテンツなのでしょうか?
調べてみたら、台湾で実写化されてた。
【動画】台湾の実写版『ちびまる子ちゃん』がスゴすぎた / 花輪くん役が34歳!小学生を30代が演じるのに再現度がハンパないと話題 | ロケットニュース24
花輪くん演じる役者さんが当時34歳、他の役者さんもどうみても小学生ではない……。これはこれ、と思えれば別にいいのか?
クレーンゲーム機がズラリと並んでいるお店もあった。
小一時間ほど歩いたので、もうよろしかろうと判断してサンダルをびしゃびしゃにしながら宿に帰ることにした。
部屋に戻ると、服もじっとりとしめっている。ちょっと重さも増しているような気もした。
これは雨のせいだけではないな。街中がサウナみたいな湿気なんだ、今この時期の花蓮は。
ファッションは置いておいて、水捌け第一で服を選ぶべきだったかもしれない。
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次の日の様子です。