『進撃！巨人中学校』を読んだ感想「変なヤツばっかりだな…！」

『進撃！巨人中学校』のアニメを見て、あることが気になって原作の単行本を読んでみました。

だって…アニメを何気なく見てみたら、なぜかアルミンが布団をすっぽりかぶってるんだもの…。気にならない方がおかしいでしょ！

これですよ、これ。

『進撃！巨人中学校』は、諫山創先生の『進撃の巨人』のスピンオフ作品。作者は中川沙樹先生。

エレンやミカサなどおなじみの面々が、巨人と同じ中学校に通う、という学園パラレルマンガです。

諫山先生が描いているわけじゃないし、あんまり面白くなかったりして…。なんて心配してたのだけど、意外と「これはこれで」って感じで楽しめました。あとね、ちまっとした感じのキャラデザがかわいい。でも、やってることはなんかヘンだ。

原作キャラが好き！という方なら、ニヤニヤするような場面がたくさん。原作未読の方は、先にそっちを読んだ方が楽しめるのでそうしましょう。

原作と同じく、エレンは巨人を憎んでいるわけですが…。仕返し方法が、思わず笑っちゃうようなセコさ。とんできた巨人の消しゴムを「消しゴムハンコ」にしようとしたりね。それを見た巨人に、頭に消しゴムをぶつけられるんだけども。

他にもミカサがエレンに対して過保護だったり、サシャが腹ペコキャラだったり、コニーは相変わらずバカだったり。ジャンがエレンの身代わりをするというのも、「原作のあのシーンからの引用か」ってニヤニヤしちゃいますね。あとオルオはやっぱり舌噛むんだ…とかとか。

バカップルがひたすらイチャコラしてるのはちよっとイラッとしつつも、原作での出来事を思い出すとなんとなく許せるような気がしてきますね…。

『進撃の巨人』ではひたすら不気味な生き物として描かれる巨人たちですが、『進撃！巨人中学校』ではユーモラスな存在感を放っています。

勉強に真面目に取り組み、全力でライブパフォーマンスを行う。「でかくて全裸」というだけの変な奴らではなかった…！でもやっぱり、何を考えてるのか分からないところもあるんだけどね。

『進撃！巨人中学校』の単行本は、2015年10月現在で8巻まで出ています。現在も引き続き別冊少年マガジンで連載中。

アニメのDVDも発売されます。

以上、「『進撃！巨人中学校』を読んだ感想「変なヤツばっかりだな…！」」でした。

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