日々のこと

読書と文具たまに旅行。趣味と仕事の両立が永遠のテーマ

あざと可愛い少年を愛でる『魔族倶楽部へようこそ!』を読みました


【スポンサーリンク】

桐丘さな先生の『魔族倶楽部へようこそ!』を読んだのですが、こんなにかわいい作品が埋もれてるのはもったいないので紹介します!

魔族倶楽部へようこそ!<魔族倶楽部へようこそ!> (カドカワデジタルコミックス) 

『魔族倶楽部へようこそ!』とは?

妖怪をテーマにした雑誌の『コミック怪』にて連載していた、ラブコメディ漫画です。

主人公は母親を亡くして天涯孤独となった少年「マオ」くん。亡き母の知り合いだという男性に連れられたのは、魔界にある紳士の社交場「魔族倶楽部」(略してマゾクラ)。そこで働くホステスや、訪れるお客さんも魔族だった…!

『魔族倶楽部へようこそ!』では、人間界からやってきたマオくんが、小魔使いとして健気に働く様子を描いています。

基本的にはかわいらしいキャラクターたちがワイワイやっているのを眺めて「これは良い…」と心を癒すようなマンガです。まるで絵本を読んだ後のような、心が温まる読後感が得られます。

キャラクターがどいつもこいつもかわいらしい

主人公のマオくんはあざといまでに可愛らしい。それでいて、中身は男前。これはモテない方がおかしい。ちなみに、表紙中央の少年です。服装からして狙ってる感あるよね…!

そしてヒロインはというと、ツンデレで万年貧血の吸血鬼や、世話焼きキャラの狼女、ちっちゃかわいいナンバーワンマゾクラ嬢(ネタバレになるから正体はひみつ)など、バラエティ豊かな面々。

各話の中でお姉さん方がマオを愛でる形になるわけですが、マオはラブコメ主人公らしい鈍感っぷりを見せているわけで*1。可愛さ余って「クッソこいつめ…」となでくりまわしたくなってしまいます。あれ?そうなるとむしろマオくんがヒロインなのか…!?

桐丘先生が描くキャラクターは、女の子も男の子もほんわかしていてかわいらしい。たまに挟まれるエロチックな場面も、絵柄のせいかいやらしさは感じません。

舞台が魔界のキャバクラだというのに、優しく温かい雰囲気。安心して最後まで読むことができる作品です。

巻末に収録された短編も良い

『あやかしかくし』という伝奇ものの読み切り作品が収録されています。こちらも桐丘先生が得意とする伝奇もの。強くてキュートでドジっ子なヒロインがかわいい。

私と桐丘さな先生作品との出会い

同人イベントでなんとなく購入したオリジナル本がツボをつきまくってウヒョーとなったので、「この人他に本出してるかな」と検索して単行本を出してることを知るっていう感じです。おや、丸山薫先生の時と同じパターンだな!

桐丘先生の公式サイトはこちらです。
http://kirisana.memechi.net/kirisana.memechi.net

桐丘さな先生の単行本

『魔族倶楽部へようこそ!』は全1巻。

全3巻の『シズコはオレのヨメ』。ヒロインが平安時代の鬼から熱烈なアプローチを受けまくるというところから始まるお話。

原作つきということもあって、こちらはまた違った雰囲気。

まだ単行本化されていませんが、ジャンプスクエアにて『大正処女御伽話』を2015年8月より連載中です。

以上、「あざと可愛い少年を愛でる『魔族倶楽部へようこそ!』を読みました」でした。

*1:おまけマンガでは、吸血鬼の美月がちょっと7かわいそうだったな…