いままでに読んだ花ゆめコミックスの数を覚えているか?
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答え:数え切れません…。
今以上にクソヲタだったときの話をします。
それは中学生のときのこと。愛読書はアニメ雑誌だ。(アニメディア派でした)当時は幽☆遊☆白書が好きで買ってたのだけど、娯楽が少ない田舎の中学生なので舐めるように読んでましたね…。
ある日パラパラとアニメ雑誌をめくっていて目に飛び込んできたのが、「ここはグリーンウッド」のオリジナルグッズの広告でした。*1確かメインとなる4人の少年が蓮の葉を持って並んでた絵だったと思う。たぶんこの文庫版1巻の表紙。朝の光のようなさわやかで、透明感のあるイラストにガツンとやられちゃいまして。
見事にはまった。
少ないお小遣いから少しずつコミックを買い集めていきました。なんせ全11巻。子どもにはなかなかなハードルでしょ?まだブックオフもAmazonもなかったもんね。
「ここはグリーンウッド」というのは、「花とゆめ」に1991年まで連載されていた学園マンガです。名門男子私立校(モデルは開成)の寮を舞台に、男子高校生の青春の日々をコメディタッチで描いています。普段の寮生活はもちろん体育祭や学園祭、修学旅行などのイベントも登場します。それから、突然ファンタジー世界やパラレルワールドの話も出てきたりして、本当にバラエティに富んでいて、お祭りみたいな作品でした。
そして件のアニメ雑誌で「ここはグリーンウッド放送局」なるラジオ番組をやってることを知り、毎週日曜日にはラジオの前で待機していたものでした。今はいわゆるアニラジの地上波放送って、やってないんですかね。前半は声優さんのおしゃべり、後半はラジオドラマという構成でした。自分の好きなマンガが、まるでキャラクターが生きているかのように表現されるのって感動もので…。彼らはこういう声で、こういう喋り方をするのか…!って興奮した覚えがあります。
OVA*2もリリースされたのですが、さすがに手が出なかった。高くておこづかいじゃ買えないよ!後になぜかWOWOWで放映されていたので、それで観ました。
今まではまった作品の中で、自分的に一番のインパクトがあったのはこの作品だったなーと思います。*3
「ここはグリーンウッド」をきっかけに、他のはなゆめ作品にも手を伸ばしていくことになります。
と、いうわけでいくつか並べてみます。
「動物のお医者さん」は定番ですよね。友人の家で見た、はなゆめ本誌の見開きカラーがインパクトがあっていまでも覚えています。(チョビとハムテルがドーンとセットで寝そべってる絵)
子どものころはパリダちゃん(梅毒スピロヘータ)ネタがいまいちピンとこなかったけれど、今ならわかります…!
定番その2。小林輪(というか紫苑)について、このクソガキむーかーつーくー!とか思ってたけれど、ラズロとキャーのエピソード読んだら胸が痛くなりました。夏休みにOVA版が放送されていて、見た覚えがあります。
かわいい少女マンガの絵柄でシュールなギャグ。ギャグマンガって崩した絵で描くものだと思っていた私にとっては、× ―ペケ―と並んで新鮮な作品でした。油すましのすまちゃんやへいマン、シュメールなどインパクトの強いキャラクターが多数生み出されましたね。
ハイスクール・オーラバスターは、同級生にお勧めされて読んだ。いつもの日常が突然非日常に変わるスリリングさが面白かったです。ある日やってきた転校生によって、世界がガラリと変わる。私の元にもそういう日がこないかなー、なんて。
ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない 白泉社文庫
- 作者: 杜真琴;若木未生
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/08/03
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14歳にしてヤクザの組長を務める白神竜二ボディーガードは、同級生で警官の息子である紅月司。実は司は女なのだけど、亡き母の意向で息子として育てられたのだった。と、いう設定だけだと「!?」な話なのだけど、妙に引き込まれる作品でした。司のプロポーションが無駄に良くて、作者の趣味反映しすぎだろ、と思った。
とりあえず、ラストの展開にぶっ飛んだ作品でした。最初のほうのコメディ的展開から、まさかこうなるとは。見栄っ張りの主人公雪野が好感持てます。見栄っ張りなだけじゃなくて、影でものすごく努力をしてるのがイイ。
残念ながらKindle版になっていないけれど、印象に残ってる作品をちょこっと書いてみます。
近未来SFサスペンス漫画のZERO(やまざき貴子)は、年に1冊しか単行本がでないこともあってどうなるかハラハラしながら読んだなー。最後の2巻だけ同時発売だったのだけど、先に最終巻を読んでしまったのは自分でもショックでしたね…。巻数表記がローマ数字のせいだー(ちゃんと確認しろよ…)。やまざき先生の作品では、学園コメディの若菜&紫野シリーズも好きです。
山中音和先生の作品はどれも好きなんだけど、少年帝王2巻に収録されている「十日物語」は、出会えてよかった!と心から思えた作品ですね。上條淳士のようなシャープな絵で少女マンガなのが新鮮でした。
星野架名先生の緑野原学園シリーズは完結してほしかった。あれじゃ宇宙をさまよいっぱなしでしょ…。星野先生が脱SFの方向に行ってしまったからか、長期休載のままになってしまったのは残念。
どれもこれもまた読み直したいなー。Amazonギフト券かってこよ!(買いすぎ防止のためあえてギフト券利用)