日々のこと

読書と文具たまに旅行。趣味と仕事の両立が永遠のテーマ

劇団雌猫による『だから私はメイクする 悪友たちの美意識』感想。まさに読む美意識。何かしたくなる。


【スポンサーリンク】

『だから私はメイクする 悪友たちの美意識』を読みました。
「メイクやファッションなんて適当でいいよ」なんて思ってた人(わたし)も、「何か、したい!」と動きたくなるような熱量を持っている書籍でした。

よーし、化粧とファッションをアップデートするか……!

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

目次

読んだ理由は?

Twitterで発売日の宣伝ツイート見て興味をひかれて。

オタクの浪費ネタの本を出してた人たちが、今度はコスメ本か~。オタクといえばこだわりが強い……。
それならば偏りまくった文章が読めるであろう、と期待して手に取りました。

『だから私はメイクする 悪友たちの美意識』はこんな本

美意識に関する熱いエッセイが15本の詰まった書籍。

同人サークル(というべきなのか?)の劇団雌猫が出した同人誌『悪友DX 美意識』をもとにしています。

登場するのはコスメオタク、アイドルオタク、バリキャルOL、ロリータ、元アイドル、ドバイのネイリストなど、実在の女性たち。彼女たちが普段は明かしていない自らの美意識について、こっそりと教えてくれます。

タイトルに"だから私はメイクする"とあるけれど、メイクというのは「自分を装うこと」全般を指している。化粧だけではなく、ファッションやネイル、整形、ダイエットなどもこの本の守備範囲となる。

なので、コスメに関する語りとアイテム紹介の本かな?と予想して買うと、想像を裏切られる形になると思う。

この『だから私はメイクする 悪友たちの美意識』を簡単に説明すると、自ジャンルに対する萌え語り本ということになるかと思う。

萌え語りとは、自分の好きな作品やキャラクターに対して、熱くその魅力を語るという行為。

切実な思いを持った15人の書いた文章だもの、そりゃ文面から滲み出る熱量も高くなるわけだ。

どのエッセイもスルスルと流れるように、とはとても読めない。とにかく熱い。文章からにじみ出る力に気圧されて、よろめいてしまいそうだ。

書籍の中には興味ないジャンルもあるねれど、「なるほど、こういう世界もあるのね」と好奇心を満たす意味でも楽しめます。

各エッセイの最後には各登場人物の紹介イラストが載せられていますが、イラストがもう少し多かったら楽しかったなー。せっかく美に関する本なので。

目次

  • はじめに 
  • Chapter.1 自分のために  *あだ名が「叶美香」の女 
    • 指先にファンタジーを描く女 
    • コスメアカウントを運営する女 
    • アイドルにモテるために化粧する女 
    • 大人になってもロリータ服を着る女 
  • インタビュー01 宇垣美里 
  • Chapter.2 他人のために 
    • 会社では擬態する女 
    • 仕事のために〇〇する女 
    • 芸能人と働く女 
    • アイドルをやめた女 
    • デパートの販売員だった女 
  • インタビュー02 長田杏奈 
  • アンケート「あなたの美意識、教えてください」 
  • Chapter.3 何かを探して 
    • パーソナルカラーに救われた女 
    • 整形しようか迷っている女 
    • 瘦せたくてしかたがない女 
    • 育乳にいそしむ女 
    • ドバイで奮闘する女 
  • 劇団雌猫 座談会 
  • おわりに

こんな人におすすめ

あまり美意識に目を向けていなかったけれど、カツを入れたい人。
同ジャンル(ファッションやネイル、整形、ダイエットなど)の萌え語りを楽しみたい人。

購入はこちらから

追伸

fenty beautyでリップアイテムを買いました。節約のため我慢してたんだけど……。

別件でチークも欲しい。ファンデーションも欲しい。

全く罪作りな本だ。けしからん。

関連記事

効率的に美人になるには「赤い口紅があればいい」おしゃれ番長野宮真貴による、雰囲気美人への指南書

ピチカートファイブ三代目ボーカリスト野宮真貴さまによる美容至難本……というと、さぞかし気合いの入ったものかと構えてしまいますよね。

ポイントを押さえれば、誰でも美人!楽しい!!という本なので、ゆるっと読めます。

ラ・メゾン・デュ・ショコラ×シュウウエムラコレクションのリップ、つい買ってしまいました - 日々のこと

ついうっかり買ってしまったホリデーコスメの話。
この本を読んだせいもあると思う……!