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食べ過ぎはあなたの意志が弱いからではない。『なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか』を読みました


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『なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか』を読みました。著者は、肥満外来で約二万人の患者を痩せさせた臨床心理士の岡嵜順子さん。

いやぁ…目からうろこが落ちまくりな本でした。誰だって好きで食べ過ぎてしまうわけじゃないんだよね。でも、気がついたら食べ過ぎてしまって、あとから反省したりして。『なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか』を通して、人間の体ってこういう仕組みになってたのか!と驚きました。無意識の力って本当に怖い。

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photo by TipsTimesAdmin

 ついつい食べ物に手が伸びちゃって、後で一人反省会。そんな私なので、『なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか』というタイトルはずしんと響いた。「なぜか食べ過ぎてしまう」という心理に着目し、生活習慣の改善や新しい考え方の提案をしているというのは、面白い着眼点だと思います。

先日紹介した「スリム美人の生活習慣をマネしたら 1年間で30キロ痩せました」と同じく、ダイエットのモチベーションをあげるような内容ですね。

『なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか』に書いてあるのは当たり前のこと

書いてあることは、ダイエットが気になる人なら知っているものが多いでしょう。「食べることは快楽となる」とか「砂糖は依存状態になりやすい」なんてことは既に様々なところで書かれていますもんね。

それでも「参考になったな」と思えたのは、具体的な事例を挙げながら解決するためのアドバイスが紹介されていたから。無意識的にやってしまっていること、既に習慣化してしまっていることも、それに気がついて行動することで解消できる。

 

夜中に牛丼特盛を食べてしまう人やポテトチップスをペロリと一袋開けてしまう人、帰宅前にコンビニに寄って甘いものを買ってしまう人などが紹介されていて、なかなか面白い。「うわー、そりゃ太るよ」ってツッコミつつも、自分に重なる部分もあったりしてドキッとさせられました。

私に当てはまる「食べ過ぎてしまう」理由とは?

”「自分に当てはまるかも」というページがあったらそこから読み始めてください”とのことだったので、まずは「口寂しくて間食する」の項から読んでみます。仕事中についついガムとか飴とかお土産のおやつとか食べちゃうのよ!周囲もお菓子食べながら仕事をしているような環境なので、そういうもんなんだなーって続いちゃってる。ここ数年ぐらい。あんまり良くない…っていうかダメでしょ!こりゃ太るわ。

──いわゆる口寂しさからくる食欲は、“まやかし”です。口寂しさの波は、大体5分経つと消えてなくなっている場合がほとんど。

そう、別にお腹がすいているわけじゃないんだよね。なんとなーくで食べちゃってる。何となくの積み重ねで、今こうなってるわけですが…。

この魔の5分間を乗り切るためには、食べ物以外のことに目を向けてみる。軽いおしゃべりをしたり席を立ったりすることで、食べたい気持ちをどこかへ追いやってしまう、と。私の場合は仕事中におしゃべりすることは殆どないから、トイレにでも行くのがいいのかな。

 

いままで自分は早食いではないと思っていたんです。きちんと噛んでるつもりだったし、流し込むように食べてないし…。

だけど違った。どちらかといえば早食いだ。

と、この本を読んで認識を改めました。なぜなら、食べ終わる頃には「うぁー、お腹苦しい!」なんて言っていることが多いもの。あまりにも良すぎるテンポでご飯やおかずを口に入れてしまっている気もする。ポイポイポイ、と。リズムゲームでもないのに…!

 

つまりは満腹信号をキャッチする前に、食べ物をギュウギュウ詰め込んじゃってるということですよね。そんな食べ方が習慣的になってしまっているのだから恐ろしい。

 

ちょうどいいと思える量でおさめるには、しっかり噛むこと。この場合の「しっかり」というのは、口のなかでペースト状になるまで!さすがにそこまでは噛んでいませんでした。早速、次の食事から試してみることにします。

噛むときには、お箸を一度置いて、手を膝の上に乗せておくのが良いそう。それなら次々と食べ物を口に運ぶことがなくなるものね。

『なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか』で知る、私が太る理由

こうして読んでみると、いままで漠然としていた「自分が太る理由」が分かってきた気がします。日々の習慣・行動を振り返ってみると、確かに太るような食べ方をしているな、と。

 

問題は、食べるときの原則を毎日の習慣に組み込めるかどうかなんだよね。ぼんやりしてると、今までと変わらない食べ方をしてしまう。

職場ならデスクトップ画面に「しっかり噛め」「食べ物に手がのびそうになったらトイレへ」って付箋を貼っておくとか…? 

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