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『カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと-マリー・カーペンター』感想


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カフェインをとりすぎてしまう

朝、起きた瞬間から体がだるいことがたまにある。なぜだかおでこのあたりがズキズキと痛むことがある。

「調子が悪いのかな」とか「そんなに仕事に行くのが嫌なんだっけ」とか考えてみたけれど、そういうわけでもなさそうだ。

一つ思い当ったのが、「カフェインの離脱症状ではないか」ということ。

体内のカフェイン濃度が下がってくると、頭痛や疲労感、気分の落ち込みなどが症状としてあらわれてくるという。

無料なのをいいことに、出社から退社まで水のようにガブガブとコーヒーを飲みまくっている。

通常価格よりちょっと安く買えるのを「福利厚生だ」とか言いながら、忙しいときにはエナジードリンクを飲んでスイッチを入れたりしている。

同僚も「今日は忙しいから」とカジュアルにエナドリを購入しているし、フロアを歩いていると机の上にエナドリ缶がずらっと並んでいる席を見かけることもある。

もしかしたら軽いカフェイン依存症なのかもしれない。私も、職場の誰かさんも。

カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと

そうあらためて認識したのが、『カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと』を読んでから。

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『カフェインの真実 賢く利用するために知っておくべきこと』は、自らもエナジードリンクが好きというジャーナリスト、マリー・カーペンターによる書籍。

主にアメリカ国内のコーヒーとエナジードリンクの状況と、薬物としてのカフェインの歴史・効能や危険な副作用について書かれている。 もちろんコーヒーやお茶について触れられているけれど、中心となるのは様々な形で添加されているカフェインそのもの(自然・合成)について。

秘密のベールに包まれたカフェイン工場

一番興味を惹かれたたのが、中国のカフェイン工場に関するエピソード。

中国石家荘にある世界最大のカフェイン工場をはじめ、中国・インドのカフェイン工場にあらゆるつてを頼って取材申し込みをしてみたものの、ことごとく断られた。仕方がないので、カフェイン工場のうちのひとつCSPC社の守衛にインタビューを試みたという。

著者だけがCSPC社への立ち入りをを断られたのではなく、欧州医薬品質部門❨EDQM ❩の検査官すら拒否されたというのには驚いた。その後、CSPC社はEDQMの認可を取り消されている。

吉林省にあるカフェイン工場にアメリカの食品医薬品局❨FDA ❩が検査に入ったときのレポートもひどい。

カフェイン製造工場のゴミだらけの様子を指摘したら、汚れ水に浸したモップで清掃したという。

立入検査をしてみなければ、カフェイン工場にどんな問題があるのか分からない。だから、私たちがふだん飲んでいる清涼飲料やガムなどに含まれている合成カフェインが清潔な環境で作られている保証はできない。

カフェインはどこに?

カフェインはエナジードリンクやコーヒーだけではなく、コーラ類やガム、頭痛薬などにも含まれている。

パッケージを見てもカフェインがどれだけ含まれているのか表示がないものも多い。
自分がどれだけカフェインを摂取しているのか分からないから、感覚でやめるしかない。

邦題は「賢く利用するために知っておくべきこと」とあるけれど、カフェインの利点を有効活用するにはどうしたらよいのかというのは明快に書かれていなかったように思う。

長時間にわたるスポーツなどでやる気や集中力を高めるために使われていることは知らなかったが、普段の生活ではどうつきあっていくのが賢いんだろう?

わずから32mgでも、カフェインには注意力や反射能力を大幅に向上させる効能があることが数十年も前からわかっていた。ちなみに、この量は350mlのコカ・コーラやペプシに含まれている量よりも少なく、多くの人はこの半分でも効果が現れるだろう。

コーヒーをがぶ飲みするのは論外というのは確かなようなので、ここぞというとき以外は麦茶に置き換えようか。

カフェインなしの頭痛薬ってあるの?

カフェインなしの頭痛薬ってあるのかなと探してみたら見つけた。リングルアイビーやノーシンアイなどがそうみたいだ。

これらの頭痛薬が効かないという口コミも見つけたけれど、それはカフェインの離脱症状による頭痛の可能性があるかも……?